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「――ダメ、どこにもいない。近くの車両のトイレも探したんだけど…」
しばらくして蘭ちゃんが帰ってきた。哀ちゃんを見つけることができなかったようだ。
その時、蘭ちゃんのスマホが鳴った。
「哀ちゃんからメール！
＜私は大丈夫だから心配しないで＞…だって」
「確かに哀くんのメルアドじゃが…」
「きっとコナンくんの所じゃないでしょうか！」
光彦くんがひらめいた！とばかりに言う。
(確かに、可能性はあるかも)
そういうことなら大丈夫か。
とにかくもうしばらく待ってみようかという結論になり、また各々くつろぎ出した。
(けど、あの体調で平気でいられるんやろか。やっぱり心配は心配やなあ…)
そうしていると、突然車内放送が始まった。
「緊急連絡です、ただ今当列車の８号車で火災が発生いたしました。
７号車と６号車のお客様は前の車両へ避難していただきますようお願い致します。繰り返します…」
「ここ、６号車でしたよね」
「じゃあ、逃げねえと！」
みんな不安そうに顔を見合わせる。
廊下を見るともくもくと煙が充満して、他の乗客たちも大騒ぎだ。
かなり大規模な火災なのか、どんどん視界が奪われていく。
兎にも角にも、急いで前の車両へと移動することにした。
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枝豆(プロフ) - ゆあななさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると励みになります、頑張りますね！ (2018年5月24日 12時) (
レス) id: 12c730cb67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあなな(プロフ) - いやもうほんと、すごく面白いです！！頑張ってください！！ (2018年5月23日 22時) (レス) id: 6443c029d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：枝豆 | 作成日時：2018年5月15日 12時
