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貴方side
ユ「あんた達……覚悟できてるよね……？もちろん」
ユーリさんの瞳が狂気に染まる。
私が……私が……。
ユ「A様。……絶対にそこから動かないでね……。」
私は頷こうとした時……！
賊「……やらせねぇよ。この女はもらってくぜ？」
ユ「待て……！」
ユーリさんが何人かを切っていくしかし、私のいるところにはたどり着かない……
ユーリさん……ユーリさん……ユーリさん！
そして、
ひゅっ！
割れた窓から私の体と私を抱えている人が王宮を出た……
ーーーーー
同時刻
アランは緊急事態という事にいち早く気づき、
城の周りに警備を回している最中だった。
ア「……間に合ってくれよ……。」
ーーーーー
ユーリside
王宮内に残っていた賊を全て切っていき、
A様の部屋の前を血の海へと変えてしまった。
が、何人かは逃げ延び、A様を連れて行かれてしまった。
情けない……情けない……情けない……！
もし、これがA様じゃなくゼノ様だったら？と
考えてしまった瞬間、悪寒と吐き気が止まらない。
そんな事をしたら、東国には切腹という
腹を切る。と言うものをゼノ様を救い出した後
自分はしかねない。そう思うほどに。
俺は、割れた窓ガラスから
雷や雨が弱まった外へと身を乗り出していった。
ーーーー
賊とプリンセス……
私は、足首、手首、首には鎖で、お腹部分とか
鎖の上からさらには縄できつく締められている。
賊「お頭ー！遂にやりましたよっ。
プリンセスの誘拐。成功しましたよ〜、ひゃっはー！」
そうすると、賊の中のお頭と、呼ばれていた人物が
私に近づく……。
頭「おぉ……こいつぁー、綺麗な顔をしてんじゃねぇか……。」
そう言いながら私の顎を持ち上げる。
頭「……俺の女にならねぇか？」
「…………」
首の鎖のせいで上手く言葉が話せない。
私はユーリさんに話しかけられていた時以上に
眉を寄せその人を睨む。
頭「……反応がないってことは肯定として受け取っていいのか？」
私は首を横に降る。しかし……
賊「あぁ？なめたことしてんじゃねぇぞ！」
そう言った後、私の顔を両手で掴み
首を縦に振らされた。
それをよく思ったのか、
頭「あぁ…いい気分だ……だが…、１回目に俺が聞いた時
首を縦に振らなかった罰だ……。」
おい、もってこい。そう指図しているその人達を見やる。
目の前に来た時ーー！
バサーー！
なに…これ……
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双子人形 - すごくおもしろっかったです！更新頑張ってください！ (2016年9月3日 20時) (
レス) id: 6dd0cc9a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せぴあ | 作成日時：2015年12月29日 12時
