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「あの……失礼します。」

ジ「……ああ、レイ様の妹の…。」

私は、その日に王宮についてからまず、まず初めに
訪れた場所はジルさんの下だった。

「……ジルさんは…、。……その!……大丈夫……ですか?」

ジ「……あなたは……レイ様に似てとてもお優しい方なのですね。
ええ、大丈夫ですよ……。」

「大丈夫そうには見えません!前にここに私が来たとき……
姉と話している時……どれ程優しく……楽しそうにしていたのか……
私は知っています!
…厚かましいのはわかっています……けど!
……無茶だけは……しないでください……。姉の最愛なのですから……
…我慢して、……自分だけ辛ければいい……と。自分の周りに
壁を作らないでください!……
そんな事したら……姉は……姉さんを……それこそ悲しませてしまいます。
私で良ければ……力になります!」

ジルさんはこちらを見やって目元を緩ませる…

ジ「全く…あなた方姉妹には敵いませんよ……」

「私……姉の分も人を……幸せにしたいです…
けど…正直言って……怖いです……姉を守れなかった……
その事実が色濃く頭の中にあるうちは…
ジルさんと…しか、話せないかもしれません……
……私に笑顔で話しかけてくれた方を……嫌いに
なると思います…信用できない…そう思うからです。

……けど……
けど…私は……嫌いになっても……
姉が大切にしていたこの王宮の方々を……
笑顔にしたいと思うのも本心です……
……こんな勝手許されない事…わかっています…

けど…
よろしくお願いします……!」

ジ「……」

少しの沈黙の後…
ジルさんは、目を優しくして…
笑顔で……

ジ「よろしくお願い致します……プリンセス……」

私の頭を抱えて、ジルさんは私を抱きしめた。



ーーーーおまけーーー

ジ「……まあ、貴方が誰かに守られるような弱い存在じゃない事ぐらい、
知ってますけどね?」

「それって、あれですよね?……そっち系で困った時は……
頑張ります。」

ジ「……そうですね…、敵うのはこの王宮にはいないと思いますけど……
レイ様から聞きましたよ……男装して参加したのだと。」

「//////!?」

ジ「それで、あの記録です。よくバレなかったものですね〜。」

「…あれは……///、たまたまです………。」

ジ「では、そういう事にしておきましょうか。」

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双子人形 - すごくおもしろっかったです!更新頑張ってください! (2016年9月3日 20時) (レス) id: 6dd0cc9a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せぴあ | 作成日時:2015年12月29日 12時

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