イケメン王宮【明らかなる捏造です(笑)】 (ページ19)

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それから、三日の夜。
俺とレイが両方とも予定が当日になっても空いていたので、その日に予定する。

ア「さて…何のお菓子を作るか…」

お菓子作りが、嫌いな訳じゃないし、
あのプリンセスのおかげで大分作る機会が増えてしまった。
だから、作れないわけではない。けど…

ア「やっぱ、なに作るか決めるのはアイツの役目だよな。」

少しだけ浮きだった気持ちで自分の部屋に戻り
今夜のそれの準備を始めようとした。その時だった。

「アラン殿！」

仲間の騎士の固い声が俺を呼び止める。
その姿は見るからに焦っており、
俺は、自分では気づかないうちに眉を潜めた

「どうした？」

「プリンセスが…プリンセスが王宮から
姿を消しました…！それと合わせ…脅迫状が…」

゛プリンセスは預かった…
プリンセスの命が惜しければ、
先日捕まった俺達の仲間を解放しろ！！〟

先日？といえばひとつ思い当たる節があった。

二週間前の事…
国境の警備の順が回ってきた。
その日の国境に向かっている最中の出来事だ。

目の前にきて、真っ向から
俺達騎士団に襲いかかってきた輩。
今、この国の国境や民家を荒らしている。
そう聞いている奴らだった。

正直に言って結果は圧勝、
そいつ等を拷問にかけた後
監獄へ…そういう流れに
決まった。

恐らくそいつ等の仲間の残りだ…
ずっと探していた。結論では、
仲間がいる確率が低いと判断された事
によって探すのが中止された。

けれど…残りがいたらしい。

そして、俺は前に向き直る。

ア「A班全員城門前に集合！B班は城を守れ！」

俺は、その時気づかなかったんだ。
目の前のそいつが裏で考えていた、
本当の計画に…。

ーーー
ユーリside

ユ「…？」

ん？なんか外が煩いなぁ…。
外を見ると騎士団が集合しており、
その中心にはアランがいる。

そうだ、今のうちにアラン様の部屋へ
侵入しておき情報収集するのも悪くない…

そんな結論を見つけ、俺はアラン様の部屋、
そのあと書斎などへ行くことを思い立った。

ーー

前に捕まえた奴らにアジト等
全て聞いた。

ア「いいか、迅速にプリンセスの居場所を
見つけ出し、先日捕まえた奴らの仲間を捕らえろ！」

そして、出動した…