14 ページ14
ユ「……ごめん、もうあんな風に我を忘れて戦わないって誓うから…。」
「…ごめん…、私も抵抗できなくって…
……あの……ユーリ、……怪我してない？」
……あぁ……、レイ様と重なる…。
いつも…人の事ばかり考えてた…、だから……
…懐かしいプリンセスへの思いも込めた笑顔で
ユ「大丈夫、俺のことは心配しないで。」
それに……怪我をしたわけでもないしね。
ユ「それより、A様の方は大丈夫なの？
……その……あの…………///////」
すっごい今更なんだけど……服がボロボロになっているせいで……色々と
……俺的に……ヤバいことに……っ。。。
「？？？」
A様は、わけが分かっていない様子で、首を傾げていた。
ユ「……ごめんね…失礼します。」
そして、俺は彼女の服を上から触った…
「!?/////」
そして、ようやく意味が分かったらしい。そんな顔を
したA様と、今になってあの時に今目の前にいる彼女が
寒そうにしていたのか分かった。ちなみに
対称的に顔は、赤面……。
……服が湿っている。
ユ「ごめん……全く気づかなかった……えっと……////
………とりあえず……俺の服でも、どうぞ……。」
俺は服をかけて渡す。
「……ありがとうあったかい…。あの……記憶から消してね……っ？」
ユ「うーん、無理かなー。」
「え、もうっっっ……ユーリ！」
ああ……こんな表情もするんだ……。
ふと、思う。王宮でのあの仏教面が嘘のようだ。
まあ、そんなことは置いておいて……
ユ「さ、こんなとこでゆっくりしてもいられない……。
王宮に帰ろう……それで…お風呂はいって温まって、
俺の淹れた紅茶でも飲んでゆっくり休んでね。」
「うん……。」
そして、A様が立とうとした時……
ヨロッ……
「きゃ……！」
ユ「おっと……大丈夫？」
………
……………………。
ユ「ねぇ、A様！」
「…なに？」
A様はあからさまに、嫌な予感がする。と、
顔に書いている。
けど、完全に無視して…
ユ「絶対に動かないでね？」
「……///!!!!」
A様は……「え……ちょ……ま……う……あぁ……」
とか言ってるけど……止めないのなら肯定と受け取ろう……
そして、ようやく発した言葉は
「私……絶対に重いよ……///!お願い……！離して!?」
ユ「重くないよ。さ、俺の首に腕をかけて……。んじゃ、
いきますか！プリンセス」
そうして、お姫様抱っこをしながら王宮へと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
双子人形 - すごくおもしろっかったです！更新頑張ってください！ (2016年9月3日 20時) (
レス) id: 6dd0cc9a3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せぴあ | 作成日時：2015年12月29日 12時
