10.ドッキリ【喧嘩】2 ページ10
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私から掴みかかったこともあり、悠馬は私の両肩を掴んで制止させる。
掴んだまま顔だけ西蔭の方を見る悠馬。
悠馬「感情的になるなんて君らしくないよ」
西蔭「す、すいません野坂さん…」
悠馬「Aもだよ、落ち着いて？」
『悠馬…っ』
野坂「ほら、2人ともせーので謝ってね」
万作「凄いなさすが野坂だ…初めから呼んでいれば良かったな」
稲森「…だね」
結果:あんまり驚かなかった。
2人とも謝って野次は去り、部屋には3人残された。
野坂「ところで、これはなんの遊びかな？」
『え！？え、は？な、何が？』
西蔭「A、もうやめよう」
『ちょっ西蔭？』
野坂「バレバレだよ。一瞬焦ったけどね」
『えー上手くいったと思ったんだけどな。普段喧嘩しない2人だからこそリアルかなーって…』
悠馬「そうだね、皆から見たらそうかもしれない。意外性があるからリアルに見える。
…でも、
僕らは何年一緒だと思ってるの？」
クスッと笑う悠馬を見ると確かにそうだなと納得する。
悠馬「よく西蔭は付き合ったね。Aに何か人質、いや、物質にされたの？」
西蔭「いえ、されてません」
悠馬「…へぇ、別に何もされてないのに付き合ったんだ。脅されて仕方なくかと思ったけど、
自分の意思で僕を騙そうとしたんだね、君は。」
悠馬から黒いオーラが見える。
これは少し怒っているな。
悠馬「分かってると思うけど悪ふざけがすぎるよ」
『ご、ごめんなさい…』
西蔭「す、すいません…」
『悠馬…私悠馬の驚いた顔が見たかっただけなの。だから西蔭に頼んだの。
西蔭は私に付き合わされただけだから怒らないで…？』
悠馬の前に行き、申し訳なく頭を下げる。
悠馬「そうだったんだ。それでも皆心配してたからもうこういうことはしないでね？」
これは許してもらえる！
『うん、反省してます…もうしないよ』
西蔭「はい。もうしません、すいませんでした」
顔を上げてそそくさと散らかしていた部屋を片付けようとする。
悠馬「ん？何もう全て終わった感じ出してるの？」
西蔭「『えっ』」
悠馬「ここ僕の部屋でもあるからね？あれだけ僕の部屋で騒いどいてみんなに心配かけて…お咎めなしなんて虫が良すぎるんじゃないかな」
『え、あーえっと』
悠馬「西蔭は今からコンビニでアイス(人数分)買ってきて」
西蔭「は、はい」
悠馬「Aは…
僕と少し過ごそうかﾆｺｯ」
この後めちy…
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：青井 | 作成日時：2020年3月27日 1時
