野坂くんと私の短編集【野坂悠馬】 (ページ24)

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24.君をヴィーナスにしたい3 ページ24

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「…A？」

『っ！お、父さん』

久しぶりにお父さんの瞳に私が映る。

「…酒買ってこい」

やっぱりそれ。

本当…私もこの人のことを愛していたなんて、

馬鹿馬鹿しい。

でも足は自然と動くんだ、

玄関でまたあの服に着替えて携帯をいじる。

『…お、捕まった』

またひっかける。

『…行ってきます』

返ってくる訳ない返事を心の何処かで期待しながら言うも当然返ってこない。

《お母さんお父さんただいま！》

《おかえりA！学校は楽しかった？》

手を伸ばしてももうあの頃には戻れない。

『…。』

もう夜だ。

外は少し肌寒い。

「君があいにゃちゃん？」

『あ！どう、も…っ！！』

私はこの目を疑った。

『な、んで…野坂くん』

何故かネットで約束した人との待ち合わせ場所に野坂くんは立っていた。

理解が追いつかない。

野坂「君にメールしたのは僕だよ。見事に釣れるとは思ってなかったけどね」

『…人に言うの？』

野坂くんは学校でも人気者だ。

そんな彼が言ったらぜったいに広まる…っ

「何を？あぁ君がおじさんとするのが趣味ってことを？」

『…』

野坂「…言わないよ」

『えっ！な、なんで』

野坂「言って欲しいの？」

『そんなんじゃっ！…ない、けど』

彼はクスッと笑うと私を抱きしめた。

『は、離して！』

野坂「君を愛してあげるよ」

耳元で囁かれたその言葉に暴れていた体が硬直する。

『…え』

愛…？

私を、

野坂くんが？

…あぁ、彼もシたいだけなのか。

『いいよ、行こ』

野坂「え、ちょっと…」

彼の腕を引いて街を歩きだす。

『(やっぱり男なんて…)』

夜の町中に2人は消えていった。

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なんかこの小説出したくなったので無理やり終わらせました。

小説にする時は少し設定など変えるかもです。

色々申し訳ない…

年齢制限にかからないように言葉選びや展開に少し気をつけました。

多分小説を書くとなると年齢制限つきます。

君は僕の…の作品と両立出来るように頑張りたいです。

話についてのリクエストは受け付けてないですが、短編集の中のお話を小説にして欲しい等あればコメント欄に書いていただけると嬉しいです。