16.ドッキリ【お付き合い】4 ページ16
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悠馬「Aが西蔭のことを好きでも、僕は君が好きだ」
『え…』
ただ悠馬を驚かせたかっただけだったのに…
『それは…恋愛、的な意味で?』
悠馬「…そうだね。せいてきな意味で。」
『ちょっ!』
悠馬「で?」
『…え』
悠馬「返事は…?」
『…ごめん悠馬』
悠馬「……うん。
分かってたけd…(『これドッキリです!』…え」
悠馬の力が緩くなった所をバッと素早く抜け出して申し訳なさでモジモジと体をひねった。
『い、いや〜悠馬ってあんまり驚いたところ見た事ないなって』
みるみる悠馬の眉がつり上がっていく。
『わ、私と西蔭が付き合えば驚いてくれるかなーって…かなーって…』
ずんずんと目の前まで詰め寄られる。
『ご、ごめ…』
悠馬「A、告白の返事は。」
『へっ!?あーいや、えっと…』
「A」
『は、はい!』
悠馬「うん、今日からよろしくねA。
ところで君の処遇なんだけど…」
『ゆ、許したくださーい!何でもするから!』
悠馬「なんでも?」
あ、ヤバいやっちまった。
『あ、いや…これは言葉の綾っていうか…』
悠馬「A、西蔭としたことよりも、もっと大人なことをしようニヤッ」
悠馬が黒い笑みを浮かべる。
『え、ちょほんとダメだって…
あと5分くらいしか…て、聞いてる?
あ、だめ、や、やめっ
あああああぁぁぁぁぁぁっ』
―――――――――――――――――
『…意外と悠馬って己の欲望に忠実よね』
悠馬「忠実なのはAと西蔭だよ」
『…違いない』
悠馬「ところで西蔭はどこ?西蔭にもお仕置が必要そうだけど…」
『やめて差しあげてっ』
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作者名:青井 | 作成日時:2020年3月27日 1時