14.ドッキリ【お付き合い】2 ページ14
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関節キス。
それは付き合っているもの同士じゃないとできない(ていうか抵抗がある)ものだ。
これで騙せないかな…
悠馬を。
名付けて、
私たち付き合いましたドッキリ。
西蔭自身も驚いている。
悠馬は…真顔だ。
いつもなら「それは俺のだ」って言ってひったくるんだろうが今日は違った。
西蔭「まったくしょうがないな…」
政也にしては上手くやれてると思うよ！
『ぷはぁやっぱり練習後のポカリは美味しいね！
あ、はい政也。』
3分の1飲んだドリンクを政也につき出す。
西蔭「…あ、あぁ」
飲め！今飲んだら効果は絶大だ！
行けー西k…じゃなくて政也〜！
アイコンタクトを試みるが政也は受け取ったまま飲もうとはしなかった。
『おい、そこ飲めやっ』って言いそうになったが何とか寸前で踏みとどまる。
悠馬「…」
悠馬は尚も無言で無表情で何考えているか分からなかった。
光「野坂さん、次の相手の分析結果なんですけど…」
丁度良い所に光くんが悠馬に相談しに来た。
それを横目に政也の腕に絡みついてさっさとフィールドから出た。
西蔭「A、さすがに関節キ…スは」
『嫌？政也♪』
西蔭「〜っお前はそれでいいのか！」
『え、別にいいけど』
西蔭「…っ」
『もうちょっとギュッて感じでもいいんだよ〜？一応付き合ってる設定だし』
西蔭「Aは慣れているな。まさか付き合った事あるのか…？」
『え、そんなのある訳ないじゃん。
あ、言っておくけど私、誰にでも関節キスする人じゃないからね』
西蔭「それは…」
つくし「Aちゃーん！タオルとドリンク貰ってないのAちゃんだけだよ〜」
『あ、つくしちゃんが呼んでるから行くね！今も悠馬私たちの事見てるから気をつけてよね』
西蔭「！…あぁ」
悠馬side
悠馬「…ねぇ光くん」
光「なんですか？野坂さん」
悠馬「さっきから西蔭とAの様子が可笑しいんだ」
光「2人が、ですか？そんな風には見えませんが…」
3年間(Aに至っては5年間)2人を見てきたつもりだけどスキンシップかな。とにかくいつもよりくっ付いていた。
悠馬「僕の感覚が可笑しいのかな…」
光「具体的には何があったんですか？」
具体的に…？
疑問に思ったのは朝、Aがいつもより元気だったこと。
Aは朝は弱いはハズなのに…。
そして僕のフーハラ※を珍しく止めていた。
※フードハラスメント
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作者名：青井 | 作成日時：2020年3月27日 1時
