2.ヤンデレ【妄想型】 ページ2
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『政也〜』
西蔭「おはようA」
『おはよっす!』
そう言ってどさくさに紛れて政也の腕に手を絡めると、政也は驚きながらも微笑んでくれた。
『政也、…今日空いてる?』
政也と付き合って4年目だしデートとかあまりしたことがなかったから今日は部活が休みだしどこか2人で行きたいと思った。
西蔭「今日か、特には(野坂「おはよう、2人とも」の、野坂さん…おはようございます」
『おはよ!』
野坂「お邪魔しちゃったかい?」
西蔭「そんなことは無いですよ」
『大丈夫だよ。で、あの…政也』
野坂「ねえ西蔭今日空いてるかい?」
西蔭「は、はい。空いていますが」
野坂「そっか、それは良かった。相手チームの分析を手伝って欲しいんだけど」
西蔭「……すみません、今日はAと…」
『いいよ!政也、気にしないで!』
政也「…大丈夫なのか?」
『うん、平気!』
残念だけど、サッカー関係のことなら仕方ないよね。
理解はあるよ!彼女だもん。
野坂「それから、ねえA」
『!、何?』
悠馬「ちょっと君に話があるから後で僕の部屋に一緒に来て貰えるかな」
『え?いいけど…』
野坂くんはそれだけ言っていなくなってしまった。
なんだろう
野坂くんの考えていることは読めない。
私何かしたかな?
悶々と1人で考えるが結局分からなかったので考えを放棄する。
『野坂くん、Aだよ。話って何かな』
ドア越しで話しかけて見るも返事はない。
いないのかな、離れようとした時、
ドアが少し開き、手が伸びてきて私の腕を掴み部屋へと引きずり入れられる。
いきなり引っ張られたので勢い余って尻もちをついた。
『いったたた…』
暗い部屋、
電気は意図的についていなかった。
『野坂くん?』
引っ張った張本人は尻もちをついた私を上から見下ろしていた。
野坂「ねえ、A。最近君は西蔭にベタベタし過ぎじゃないかい?」
『…どうして怒ってるの?』
暗くてあまり見えないが雰囲気で分かった。
彼は間違いなく怒っている。
野坂「最近の君の行動は目に余る」
『…え、王帝月ノ宮中だから恋愛が禁止とでも言うの?』
そう言うと彼は訳が分からないと言いたげな顔をした。
野坂「何言っているのか分からないけど、君は僕の彼女なんだからあんまり西蔭にベタベタしているといくら僕とはいえ妬けちゃうな」
は?
何言ってるのこの人は。
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作者名:青井 | 作成日時:2020年3月27日 1時