君は僕の…【野坂悠馬】 (ページ40)

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39.立ち込める暗雲ページ40

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『…？からっぽ？』

悠馬「電話受けてからお母さんは泣いちゃって15分くらいすると静かになったから落ち着いたと思ったんだ。

もう離れても大丈夫かなって思って僕はAに電話したんだけど…

でもまた泣いちゃって…

そのまま寝室行っちゃったから僕昨日のご飯食べれなくて」

『えっ！夜ご飯食べてないの？』

悠馬「うん…」

『ゆーくん、その他になにかされてない？』

悠馬「う、ううん。寝込んでるだけで何かされたっていうか、何もしてくれないというか…」

『……っ』

悠馬「きっとすぐに元気になってくれる…よね？」

『…うんっそうだね、きっとそうだよ！』

悠馬「うん。お母さんを支えられるように僕、頑張るね！」

『…ゆーくん無理はしないでね？辛かったらちゃんと私に言ってよね！』

悠馬「うん、A」

『よし、来週テスト返ってくるんだから土日はいっぱい遊ぶよ！』

悠馬「…ふふっどういうこと」

『えへへっ』

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私は知らなかったんだ。

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これから何が起こるかなんて。

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あんなことが起きるなんて…

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あの時の私は予想すらしていなかったんだ。

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この幸せが崩れるなんて…