33.朗報 ページ34
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二人で約束をしてまた勉強に取り掛かった。
一緒に勉強してテスト一週間前になった。
悠馬「A聞いてよ！」
『わっ』
いつもの様に一緒に学校へ行くためにゆーくんの家の前で待っていると、ゆーくんが慌てた様子で玄関から出てきた。
慌てていたが顔は嬉しそうなのでいいことがあったのだろう。
悠馬「あ、ごめんね。驚かせて」
『いや、大丈夫だよ！』
ゆーくんは少し息があがっていて膝をついて一旦自分を落ち着かせていた。
服は少しシワがよっていて急いで来たのが丸わかりで、ランドセルもカチッと留めてないので大きく息を吸ったり吐いたりするたびにゆらゆら揺れていた。
『ゆーくん、ランドセル開いてるよ。留めるから後ろ向いて！』
悠馬「？、あ、ありがとう」
ランドセルをカチッと留めるとゆーくんはもう息はあがってはいなかった。
『で、どうしたの？そんなに慌てて』
悠馬「それがね！
お父さんが帰ってくるんだ！」
喜びより驚きが勝ってしまい一瞬声が出なかった。
『よかったじゃんゆーくん！』
悠馬「うん…凄く嬉しい。最近少しお母さんが元気なかったからさ。でも今日お母さんに連絡が来たって。お母さん大喜びしていたよ」
『ふふっゆーくんも大喜びしてるじゃない！』
悠馬「うん…姿見るのも久しぶりだし。それに1日休み貰えるって」
『おー！じゃあどこか行くのかな？』
悠馬「うーん…まだ何も決めてないけど、会えるだけで嬉しいからね」
『そうね。見てみたいなーちなみにいつ帰る予定なの？』
悠馬「再来週辺りだって」
『じゃあテスト終わったあたりだねじゃあ100点とらなきゃー』
悠馬「うん、頑張ろうね」
その後も順調に勉強をしてテスト期間に入った。
テストが始まる前に頑張ろうねと言い合って真剣にテストを受ける。
『(ここで驚かせたいもんね！)』
悠馬「(お母さん、お父さん…)」
そして時間はかかったがなんとか全てのテストを終えた。
『ゆーくんテストお疲れ様！』
悠馬「お疲れ様、A」
『どう？自信ある？』
悠馬「どうだろう…」
『…テスト最終日で早く学校終わったし、デパートにでも行ってみる？』
悠馬「確かに、デパートの方あまり行ったことがなかった」
『じゃあ早速行こっか』
二人でデパートへの道を進むとすぐに建物が見えた。
『やっぱり近いといいね！』
悠馬「そうだね」
ラッキーイナイレシリーズキャラ
壁山塀吾郎
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作者名：青井 x他1人 | 作成日時：2020年2月10日 0時
