君は僕の…【野坂悠馬】 (ページ28)

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27.朝支度ページ28

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ぴぴぴぴっ

ぴぴぴぴっ

『うぅーん…あれ、いつの間にか寝ちゃったのかな』

ゆーくんの方をみるとまだ寝ていた。

寝顔も可愛いな…

おっと、可愛いはダメなんだっけ…？

気をつけなきゃ、私の場合声に出してしまいそうだからね。

『7時だ』

起こさないようにゆっくりベッドから抜け出すと朝ごはんの準備を始める。

パンをトースターにセットして目玉焼きを焼く。

目玉焼きはすぐにできて、トースターで焼き上がるのを待ってる間に顔を洗って服を着替えた。

既に焼き終わったトースターからパンを取り出し盛り付けすると7時25分だった。

ゆーくんを起こさなきゃな。

部屋に入るとゆーくんはまだ寝ていた。

『起きてー、ゆーくん』

悠馬「…うーん」

『起きろー』

ゆさゆさと揺らしてみたが気のない声を出すだけだった。

悠馬「…あと5分」

『ゆーくん、いい子だから起きて…ご飯もうできてるよ』

悠馬「…ご飯？じゃあ起きる」

いきなりばっとベットから起き上がったので少し驚いた。

『じゃあ、顔洗って着替えてね、はいタオル』

悠馬「うんー」

起き上がってはいるけどまだ寝ぼけているゆーくんは壁にぶつかりそうになりながらも洗面所に向かった。

それから着替えたゆーくんと一緒に朝ごはんを食べたらもう登校する時間だった。

『そろそろ出ようか』

悠馬「うん、そうだね」

学校に着くとやはりまだ誰も来ていなかったので2人で話して過ごした。