25.就寝時間 ページ26
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洗面所に備え付けのドライヤーで髪を乾かして用意しておいた下着とパジャマを着た。
『ゆーくん、お待たせ』
悠馬「おかえりA」
『ゆーくん髪乾かしてないの？風邪ひくよ』
悠馬「僕ドライヤー嫌いなんだ。音がうるさくて。それに熱いし」
『そっかー…じゃあ私が乾かすよ！このままだと風邪ひいちゃうかもだし』
悠馬「え、いいよ別に。乾かさないだけで風邪が引くとは限らないし」
『ゆーくんは耳塞いでていいから。あと、このドライヤーはそんなに温度高くないんだよ！女性用だからね』
ゆーくんは意外と頑固だけどその言葉を聞いて「なら…お願いしようかな」と呟いた。
ぶおおおぉぉ
悠馬「確かに全然熱くないね、それに、そんなにうるさくない…」
『でしょ〜！…ゆーくん髪サラサラだね』
悠馬「洗ったばっかりだからね。それにAもサラサラだよ」
『うふふっお客様かゆいとこはありませんかー？』
悠馬「ふふっそれ、髪洗ってる時に言う言葉だよね？」
『あ、確かに』
悠馬「ふふっかゆいとこは無いよ」
『それは良かった、よし。終わり』
悠馬「ありがとう」
『いーえー』
悠馬「ちなみにAは乾いてるね、洗面所にもドライヤーあるの？」
『うん、同じのだよー。てかいま8時半だね。いつも何時に寝てるの？』
悠馬「僕は10時くらいかな、Aは？」
『私もだいたいそれくらいかも。まだ時間あるね』
悠馬「そういえば明日も学校だから服取りに行っていいかな」
『あー確かに。朝に家帰って着替えるの手間かかるもんね』
悠馬「うん、じゃあちょっとまってて」
『うん、すぐ横だけど気をつけてね』
10分後にゆーくんが帰って来た。
『おかえり』
悠馬「ただいま。明日学校だからもう寝なくてもお布団は入らない？」
『そうだね、部屋行こっか』
私の部屋に荷物を置くと気まずそうに黙った。
どうしたの、と聞いても反応がない。
ゆーくんの袖を引くとようやく言葉を発した。
悠馬「…ば、僕ってどこで寝ればいいの？」
『え、早くおいでよ』
と、ベッドに入り自分の横をポンポンと叩く。
ゆーくんはぽかんとして立ち尽くしていたが黙って横に来た。
悠馬「ラッキーだと思うのはなんでなんだろう」
『ゆーくん？』
悠馬『なんでもないよ」
ゆーくんもベットの上に座ってるだけだったけどやっと掛け布団に入ってくれた。
やっぱりベッドは大きいけど少し体がくっついている。
ラッキーイナイレシリーズキャラ
壁山塀吾郎
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作者名：青井 x他1人 | 作成日時：2020年2月10日 0時
