18.仲直り？ ページ19
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『こら、ゆーくん。タツヤくん怖がってるでしょ！』
そう言うとゆーくんはこっちをみて僕よりこの子の方が大事なの？と言った。
『そういう訳じゃないよ！ごめんね？タツヤくん。ゆーくん人見知りで私しか友達がいないの。悪い子じゃないんだよ！』
タツヤくんをみるとゆーくんの迫力に怯えてオロオロしていた。
悠馬「…ﾌｲｯ」
タツヤ「い、いやいいんだよAちゃん！俺が知らなかっただけだからさ。お邪魔してごめんね、悠馬くん」
走っていってしまった。
『そんなんじゃ友達増えないよ？』
悠馬「ﾑｯA以外要らないよ」
『ゆーくんったら…じゃあもし私が風邪ひいたらどうするの？学校で1人になっちゃうよ！』
悠馬「大丈夫だよ、Aの看病するために休むから」
『それはダメだよ！』
悠馬「…ほら、学校着いたよ」
『うーん…まぁいいか今は』
教室に行くとタツヤくんは既に席に着いていた。
『タツヤくん』
こっちに気づいて体を向けてくれた。
『ゆーくん、ほらさっきの謝って』
悠馬「…」
タツヤ「本当に気にしてないよっ」
悠馬「気にしてるよね、目泳いでるよ。…さっきはごめんなさい。Aを取られたくなかったから…」
タツヤ「！、いいよありがとう、気にしてないよ！」
タツヤくんはニコッと笑ってくれた。
悠馬「タツヤくん。僕と、友達になって欲しい…」
語尾がドンドン小さくなっていたがタツヤくんには聞こえたようだ。
口をぽかんと開けていたがすぐに笑って了承してくれた。
『よかったね、ゆーくん』
悠馬「うん…」
そして何事もなく放課後になった。
タツヤ「Aちゃん、悠馬くん。バイバイ！」
『バイバイ！また明日ね』
悠馬「うん、また明日」
ランドセルの中に教材をつめて背負うとゆーくんは準備出来ていたのでドアの前でこちらを見ていた。
悠馬「帰ろっか」
もう教室の中には私たちだけになっていた。
1、2年は授業が他学年よりも早く終わるのでSHRが終わると走って帰る人が多い。
早く遊びたいのかな。
悠馬「A…？」
ラッキーイナイレシリーズキャラ
壁山塀吾郎
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作者名：青井 x他1人 | 作成日時：2020年2月10日 0時
