【青の祓魔師】右目の焔

１０話 ページ12

リラside

奥村燐の失態で鬼が暴走した

ボクの任務は『訓練生の護衛』だから仕方なく鬼を斬る羽目になった

しかも奥村燐は奥村雪男と教室に入ったままだし…

あ、メフィストも中か

ﾘﾗ｢はぁ………｣

ボクがこの事態に呆れてため息をついていたら

｢あ、あの………｣

ボブヘアーの女がボクに声をかけた

ﾘﾗ｢何？ボクは今虫の居所がわる…｣

｢ありがとうございます｣

ﾘﾗ｢へ？｣

｢悪魔から助けてくれてありがとう
ほら、出雲ちゃんもお礼しなきゃ｣

出雲と言われた女も小さな声で

｢ありがとう｣

悪魔のボクにお礼？

何だコイツら

｢僕たちも助かりました
ありがとう｣

男三人組の坊主頭の子が頭を下げた

変わった奴らだなぁ…

ﾘﾗ｢礼なんて要らない
ボクは仕事で君らを守るんだから｣

ボクがそいつらから目をそらすとピンク色の髪をした男が

｢俺、志摩廉造といいます
よろしゅう｣

何故に自己紹介

ﾘﾗ｢志摩廉造ね…｣

廉｢いやー、こんな女の子に助けられるとは思っていませんでしたー

ねね、お名前何て言うんですか？｣

男に化けてやろうか

ﾘﾗ｢リラ・ウォルカナ
上二級祓魔師
君らとは同い年で今年から正十字学園に入学した｣

廉｢えぇ!!俺らと同い年何ですか?!
そういえば奥村先生も…｣

今頃か、こいつもバカだな

廉｢そや!!坊も自己紹介!!子猫さんも｣

猫？

｢そうですね
ボクは三輪子猫丸
よろしくお願いします｣

｢まぁ助けられたしな

俺は勝呂竜士｣

ﾘﾗ｢勝呂竜士…？
あ、君明陀宗の跡取りの子か？｣

こうゆう人材が多いから守れ…か…

なるほどね

竜｢え、何で知ってはるんですか？｣

ﾘﾗ｢メフィストから色々話聞いてるんだよ｣

廉｢理事長とはお知り合いですか？｣

ﾘﾗ｢まぁ…兄妹だしね｣

｢｢｢｢｢え｣｣｣｣｣

何だよ、そんなに以外か

――作者の一言――

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