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(阿部side)
佐久間がヤバイかも、もし可能であれば一緒にきてほしい
照にそう言われて、宿泊道具をまとめて照の家へ来た。中に入ると、佐久間はリビングでぼーっとテレビを眺めていた。
眺めていた、という表現が正しいと思う。きっと、見てはいるけど、頭の中には何も入ってきてはいないだろうから。
岩「うち来てから、ずっとああなんだよ。何も話さないし、反応もしない」
阿「そうなんだ…」
岩「けど時々…あっ」
なにを見つけたのか、照が佐久間のもとに駆け寄る。
数秒後
佐「うっ……あぁ…っ……はぁっ……A…ちゃんっ…ぅぁあっ…」
照「大丈夫、大丈夫だから、な？おちつけ、俺と…ほら、阿部も一緒にいる、だから安心して、おちつけ？」
佐久間の呼吸がおかしくなって、ぼろぼろと涙をこぼしながら楠さんの名前を呼ぶ。
照の長い腕が佐久間の体を包み込んで落ち着かせようとするけど、なかなかうまくいかないみたい。
なるほど、確かにこれは一人ではキツイかも…
照の家ならココアがあるはず…と、失礼して戸棚の中を拝見。すぐに見つかったココアを、少し甘めで三人分いれる。
温かいマグカップをもってリビングに戻るころには佐久間の呼吸も正常に戻っていて、腕が照の背中に回って、いわゆるハグの状態。すすりなく声は聞こえるけど、とりあえず落ち着いた…かな？
阿「照、ごめん、勝手に戸棚漁った。ココア飲もう」
照「あ…ありがとう」
阿「佐久間も、ほら、飲みな。落ち着くよ」
佐「…あれ、あべちゃん…いつから…」
阿「さっき照が阿部もいるって言ってたじゃん笑 ほら、ココア飲もう」
佐「ん…ありがと…」
両手でしっかり受け取ったのを確認して、手を放す。
猫舌の佐久間用にすこしぬるめに作ったそれは、一口一口、佐久間の口のなかに入っていった。
佐「……漫画とか、アニメとかで、さ」
岩「うん」
佐「よくさ、俺の手が血に染まる…とか、手についた血が洗っても洗っても落ちない…とか見るじゃん」
阿「あるね」
佐「あんなの…フィクションだって思ってたけど…」
岩「…うん」
佐「Aちゃんの、血が、さ、落ちないんだよ、落ちてるんだろうけど、まだ俺の目には、見えるんだよね…」
阿「…」
佐「ごめん…ごめんねぇ…Aちゃん…」
また、涙。
.
楠さん
佐久間、楠さんがいないとだめみたい
.
早く、目を覚まして
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さおりん(プロフ) - あります！あると信じよう！くすちゃんですから！なべくすですから！ (8月8日 14時) (
レス) @page50 id: b19d2edb84 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - めちゃめちゃ需要ありますー！！なべくすが一番の推しでございます！ (8月8日 9時) (レス) id: 862b9f2ea7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - まめさん、おはようございます。 続編、需要ありです！是非とも続編読みたいです！楽しみにお待ちしております。ですが、まずは体調第一で、ゆっくり休んでくださいね。お大事に。 (8月8日 9時) (レス) id: 602a0a51da (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 需要ありまくりです！！体調大丈夫ですか？無理だけはなさらずに！ (8月7日 22時) (レス) id: 7007161c36 (このIDを非表示/違反報告)
Miko(プロフ) - まめさん、こんばんは。ぜひぜひ続編読みたいです！楽しみにしてます。健康第一ですので、体調良い時に続編お待ちしております。 (8月7日 22時) (レス) @page50 id: dcc7a69d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ
| 作成日時：2023年5月30日 13時
