優しい勘違い〜甘々バレンタイン編 N �� ページ14
**N
怒るよりガヤを失う怖さに混乱して、その場を逃げ出した。
撮影が始まってもなかなか集中できず…
この後まだ取材もあるのに、ガヤに会うのが怖くてたまらない。
「さ、取材頑張りますか〜」
ガヤと横尾さんが来て思わずビクッとした。
が、2人はいつもと変わらない表情をしている。
ガヤ、俺じゃなくて横尾さんとこに行くの？
横尾さんはガヤをそういう目で見てたの？
2人には前からそんな空気あったの？
だからそんなに落ちついてんの …
取材でも俺はおかしな受け答えばかりしてミツ達に弄られたが、その返しすら上手くできない。
仕事が終わると急ぐふりをして逃げるように帰った。
翌日の夕方。
別仕事のガヤから入っていたメール。
【ニカ、予定通り終わりそう？
俺はもう家にいるから】
「そうだ…今日約束してたんだっけ…」
2人とも早く終われそうだというので、俺がガヤの家に行く予定だった。
逃げてちゃダメだってことかな。
ガヤは今日、俺に話すつもりなんだろう。
ガヤの気持ちを聞いても…誤解だけは解かなきゃ。
ガヤのこと、俺がどれほど大切に思っているかって。
俺がどれほどガヤを好きかって。
きっとガヤが思っている、その何十倍も。
無理なんかしたことない。
それどころか、もっとガヤのこと独占したいのに。
俺は横尾さんみたいに大人じゃないけど、ガヤのことひとりになんて絶対にしないから。
頼ってもらえるよう頑張って大人になるから…
渡したくない。誰にも。
ガヤのマンションへ向かった。
駐車場に車を入れたその時、離れた位置の車に乗り込む人物に気づきハッとする。
手足が長くてやたら細い…見慣れた黒のロングコート。
「よこーさん…」
出ていく車を見送る。
駐車場へ来たマンションの住人が、車中でぼんやりしている俺を怪訝な目で見たので
覚悟を決め、車を降りガヤの部屋を訪ねた。
「お疲れニカ。どーぞ」
ちゃんと話そう。
そう思っていたのにリラックスした部屋着姿のガヤを見たとたん、冷静さが吹っ飛んで…
「外寒かったろ。
何飲む？紅茶「ガヤ、何その格好！」」
キッチンへ入りかけたガヤが、突然腕を掴んだ俺を驚いた顔で見た。
「何って…いつも着てるやつだけど」
「無防備すぎじゃん！さっきよこーさん来てただろ？」
「え、会ったの？
っていうかワタと俺の部屋着になんの関係が…」
「ガヤ…俺昨日聞いちゃったんだよ。
横尾さんにつきあって、って言ってたの…」
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とも(プロフ) - こんにちは！リクエスト大丈夫ですか？ (2017年8月11日 13時) (
レス) id: 6b1b9c2bb0 (このIDを非表示/違反報告)
もふ(プロフ) - Kyamさん» ありがとうございます。そう言っていただけるとコソコソ書いた甲斐があります(笑) 本当に7人全員が可愛くて、この子だったらどう動くかしらと勝手に妄想するのが楽しいんですよ。よかったらこれからもコソコソ更新におつきあい下さいませ♪ (2017年8月7日 0時) (レス) id: 7096c68f9a (このIDを非表示/違反報告)
Kyam(プロフ) - キュンと優しさで溢れるもふさんのお話大好きでいつもほっこり癒されています(*´`)こちらこそコソコソ読ませて頂いておりますが笑、これからも更新楽しみにしています！ (2017年8月5日 12時) (レス) id: db906d4599 (このIDを非表示/違反報告)
もふ(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 我ながら随分なこじつけだなーとの自覚はあります(笑) Fさんは本来は感受性豊かなコだと思うし、メンバーはそれを知ってくれてると思うんですよね。ただ「織姫」ワードは自分でも書いてて照れました…今後ともぜひよろしくお願いします♪ (2017年8月4日 12時) (レス) id: 7096c68f9a (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - たまりません♪たいぴの涙をみた宮っちの語りも良いし･･千ちゃんのﾋﾟｭｱさはいつでも癒され･･羨ましいって言うたいぴにｷｭﾝと切なくなりました♪俺の織姫←ひぃぃ･･( ;∀;)って悶えました♪これからも楽しみにしてますっ (2017年8月2日 21時) (レス) id: eaab40e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふ
| 作成日時：2017年1月8日 0時
