呪霊とか見えてませんから！

1_シスター ページ3

_satoru_side



五「だっる。」

夏「こら悟。補助監督さんを待たせてるんだから、急いで行かないと。」

五「疲れた。もう歩けない。傑おんb((夏「自分で歩きな。」ｯﾁ」



傑との任務帰り、補助監督が車を止めたところが地味に遠い。なんで俺らが向かわねぇといけねぇんだよ。お前が来いよ。

って傑に言ったら「車が通れないから私たちが向かってるんだろう。」と正論を言われた。



そんなもん知るかよ。
自分で道作って走ってこいよ(暴論)


俺、正論嫌いなんだよね。




夏「…ねぇ悟、何か声聞こえないかい?」

五「あ″?声なんかそこらじゅうに聞こえるだろ。」

夏「そうじゃなくて、こう、、悲鳴に近い声。」




傑が言うから、取りあえず耳をすましてみる。


“聞いた?あそこのお嫁さんがね__”

“あの人たちかっこよくないっ！？”

“なんで俺じゃ駄目なんだよぉお…ｸﾞｽｯ”




五「いや全然聞こえん。青春してる男子高生の嘆きしか聞こえん。」

夏「どんな嘆きなのさ。ほら、もっと耳をすませる。」




全しゅーちゅう…………



“神様返品許可くだざい″ぃいぃ″！！”




…………………



五「……シスター?」

夏「ほら、呪霊がいる状況かもしれないしいくよ。」

五「神様返品シスター??」




どんな状況なんだよ。
神様に返品許可もらいながら呪霊とご対面する状況か??

それだったら笑うな。



____________
____



夏五「「…………」」




[オ″ﾒｯオめでぇどぉおぉおおぉ]

「ありがどうございまずぅうぅ〜、ｽﾞﾋﾞｯ神様ぁ、ｽﾞｯ返品許可くださいよぉ″お。」




五「惜しい、泣きもセットだったか。」

夏「何が惜しいのかさっぱり分からないのだけれど?」

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