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『ヒョン、そう言えば
Finesseすっごく格好良かったです!』

「おお、どうした急に」

『直接伝えてられてなかったので、』





素直に喜ぶのが恥ずかしかったのか、
ヒョンは照れくさそうに笑っていた


そういうAだって!と言って
ヒョンは僕の歌を褒めてくれたり、

その後もなんてことのない
他愛もない会話で盛り上がっていた






ご飯も食べ終えて、
そろそろ部屋に戻ろうかと話している時



不意に少し離れたところにいる
練習生たちの会話が耳に入って来た









「あれ見た?」

「ああ、Aとウソクのやつ?」







僕と、ウソギヒョン?

どんな話なのかただただ気になる

彼らは僕がいることに気付いていないようで
その会話は少しずつヒートアップしていて、

僕は耳を澄ませて彼らの言葉に集中した








「そう、Aがウソクと一緒にいるのはウソクが
人気あるからで、仲良くしてればウソクのファンも
自分に投票してくれるんじゃないかって」


「Aはウソクの真似してるとか、
ウソクは仕方なく一緒にいてあげてるとか」


「しかもそれ言ってるの
一部のウソクのファンらしいよ」


「だからウソクファンは
Aに投票するのやめようとかなんとか」


「うわー、超辛辣じゃん」







思いの外スラスラと頭に入ってくる言葉たち


僕、そんな風に思われてたんだ



目の前にいるヒョンも
さっきまで楽しそうに話していたけど、

僕の様子を見て彼らの会話に気が付いたのか、
なんだか不満そうな顔をしていた






「おーい、お前ら聞こえてんぞ」






そう言って立ち上がったのは
紛れもなく目の前にいるハンギョリヒョンで







「そういう話はこういうとこですんなよ」


「え、あ、ごめん、でもただの噂っていうか、」

「わ、Aいるじゃん、、、」






怒っているヒョンを見た彼らは

ごめん、と小さく謝りながら
ドタバタとその場から去っていった






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mier(プロフ) - ruiさん» ありがとうございます〜!引き続き見守って頂けると嬉しいです! (2020年4月13日 22時) (レス) id: de3715926e (このIDを非表示/違反報告)
rui(プロフ) - 最高に面白いです…!更新楽しみにしています(^^) (2020年4月13日 15時) (レス) id: 74d9de45d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mier | 作成日時:2020年4月10日 21時

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