91 ページ50
.
コンセプト評価が終わると、
すぐに3回目の順位発表式が行われる
スタジオに作られたこのピラミッド型の
大きなセットは何度見ても慣れないもので、
ここに来るときはいつも
初めての収録の時のことを思い出す
あの時は101人もいたのに、
気付けばここにいるのはたったの30人
人数が減った分、スタジオは広く感じた
『ウソギヒョンと隣なの初めてですね』
「Aいつも端にいるもんね」
『急に真ん中に来て変な感じです、』
事務所ごとに登場してから、
僕の名前が書いてある席に座ると
隣にはTOPメディアのヒョンたち
その奥の席にはドンピョがいて、
目の前にはヒョンジュンたちやジヌもいる
仲良くしてくれてるみんなが近くにいることでも
また人数が減ったことをより実感させていた
「Aがいて、ウソギがいて、
ジニョギがいて、最初の宿舎を思い出すね」
そう言って少し悲しい顔で笑うのは
僕の反対隣に座っているスンウヒョンだった
今日この場所にビョンチャニヒョンはいない
ここで一緒に夢を追いかけることが
出来なくなってしまったことは辛いけど
さっき舞台袖でスンウヒョンが言っていた、
「彼には彼の道があるから」
その言葉を聞いて、
行く先は人それぞれだから、
ここではない違う道に進むことを選んだ
ヒョンのことも応援しようとそう感じていた
「アニョハセヨ、
みんな元気にしてましたか?」
緊迫感を煽るような音楽が流れる中
ドンウク代表が登場したことによって、
いよいよ3回目の順位発表式が始まった
.
200人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mier(プロフ) - ruiさん» ありがとうございます〜!引き続き見守って頂けると嬉しいです! (2020年4月13日 22時) (レス) id: de3715926e (このIDを非表示/違反報告)
rui(プロフ) - 最高に面白いです…!更新楽しみにしています(^^) (2020年4月13日 15時) (レス) id: 74d9de45d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mier | 作成日時:2020年4月10日 21時