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パフォーマンス前のトークの為に
一度ステージに上がると

会場にはたくさんの国民プロデューサーさんがいて、
想像以上の凄い歓声で迎えてくれた



僕の名前を掲げてくれている人たち
一人一人と目を合わせて、手を振って、

以前よりも応援してくれる人が
増えていることを肌で感じていた







「イA練習生、練習は大変だった？」


『チームみんな本当に仲が良くて、
毎日練習漬けでも本当に楽しかったんです。

だから僕たちのこの空気が伝染して
皆さんには一緒に楽しんで貰えたら嬉しいです！

それから、今回初めてメインボーカルを
するんですけど、チームのみんながたくさん
自信をくれたので精一杯やり遂げたいと思います！』





横に並んでいるみんなも笑ってくれていて、
目の前のお客さんも笑顔で拍手をしてくれる

ドンウク代表にも頑張って、と言葉を貰って
僕たちはスタンバイの為にステージ袖に向かった





豪華なセットの中から登場する僕たちは
ステージ裏で7人で手を繋いで円になり、

リーダーのウォンジニヒョンの
全力で楽しもう！の言葉に笑顔で頷いて

それから二手に分かれた






ヒョンジュンとジヌと3人で手を繋いで
頑張ろうね、と声を掛け合いながら
ボックスの中に入って最初のポーズを取る




目の前の扉が開く直前はさすがに
ちょっとだけ緊張したけど、

それでも曲が始まってしまえば
後はただひたすらに楽しむだけだった



センターに出てポーズを取る僕に
大歓声をくれる会場の皆さんの顔も、

振り付けでヒョンジュンとハイタッチする時に
目が合って2人で笑い合ったことも、

僕が歌うパートで起こった拍手の音も

全てが鮮明な記憶として残っていて、


全部が楽しくて、気付いた時には
最後のポーズを決めて曲が終わっていた









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