不器用だけど (ページ26)

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時間があったのでまたカフェに行くことに。

店【いらっしゃい。今日は1人？】

「うん。とりあえずカフェオレお願いします。」

前座ったカウンターじゃなくていつもの席に座った。

店長が持ってきてくれると、

店【Aちゃんぽくない彼氏だったね。】

「ほんとですか？」

店【こんな事言うのも良くないけどAちゃんは作間くんとずっと居ると思ってたよ。】

「そう....ですか。」

店【Aちゃんも未練あるんでしょ？優斗くんとはカウンター席空いてたのに座らなかったじゃん。】

図星で何も言えない。

店【この間作間くん来たよ。】

どんだけ時が過ぎても、まだその名前に反応してしまう。

店【時間あったから帰省してたんだって。その時作間くんAちゃんと同じここに座って本読んでたよ。】

「もう帰りましたか？」

店【うん。だけどもうすぐ戻って来れるんだって。】

店【また会えるといいね。】

店長の入れてくれたカフェオレを飲みながら、龍斗くんがよくしてたシュガーを飲んでみたけど、私の口には合わなかった。

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