1章:春の訪れ ページ2
春、新しい学年に進級して、新しいクラスになる、
クラス替えの結果はまぁそこそこだ
個人的には皐月と同じだから問題ない
百川皐月(ももかわさつき)、彼女とは1年の時に出会った、今ではもう親友となってほとんど毎日私と一緒に過ごしている。
「A!同じクラスで良かったー、離れたらどうしようかと思ったよー、またよろしくね??」
「私もだよー、また皐月と同じになれて嬉しい!よろしく!」
出席番号順でもそこそこ席が近くなるため、私達は就任式兼始業式が始まるまでずっと話していた
皐月とたわいない話をしている間に時間は経って、もう体育館に向かわなければならない時間だ、
2人でゆっくり移動していく
そんなこんなで始業式は終わった
就任式が始まって、新しくこの学校に移動してくる先生達が体育館のステージへ上がった
「ねね、左から3番目の先生、なかなかにイケメンじゃない??」
皐月が話しかけてきた、皐月はイケメンに関してはうるさいから、たいそうなお顔立ちなのだろうと思ってはいた
「ぇ、どの先生??」
「ほらほら、今から話す先生!」
確かに顔立ちは綺麗だ
ふわっと降りた前髪、鼻筋も通っていて、なんて言ったって声がいい、
この先生は人気高そうだと思った…
「声までいいとか、あの先生パーフェクトかな??」
他の先生など気にもせず、皐月はその先生の話をずっと続けた、
私はある程度聞き流していたが、全員の紹介と話が終わり、担任発表が行われた、
これ、これが一番大切、
もちろんクラスメートも大切なのだが、一番大切なのはこの担任発表だろう…
なんたってクラスを総括する先生なのだから
皐月もそれに関しては同じなようで、さっきのイケメンな先生が来て欲しいみたいでソワソワしている
わかりやすいな…
まぁ私も、確かにあの先生がいいのかもしれない、
「2年C組、高橋先生」
「よろしくお願いします」
「やったぁぁぁ!A!イケメン先生きたぁぁぁ」
「そうだね!やったね!皐月!」
私は2人して喜んだが、周りのクラスメートも同じだったらしく、女子の黄色い悲鳴が聞こえた、もちろんほかのクラスからはブーイングだったが…
そんなこんなでイケメンな高橋先生を勝ち取り、私達は教室へ戻った、
戻る途中、皐月と新しいクラスメートの話をしていた
どうやら今年のクラスは学年でも顔面偏差値の高い子や、学力、さらに運動能力も高い人達の集まりらしい、
気付けば教室へ着き、私の新学期が始まった
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作者名:M!ENA | 作成日時:2019年3月4日 2時