脱退宣言

脱退宣言 20 ページ21

HS side

Aの部屋のベットに座るジンヒョンとユンギヒョン。2人の前に正座させられているA。
それは立って傍聴している僕達。どうゆう状況？

ヒョン2人の手にはアルコール。これから飲むようだ。わざわざここで？

Aが気まずそうに口を開く。

「あの、、どう言ったご要件で？」

YG「黙れ、俺とヒョンはこれから乾杯すんだよ。」

あまりの圧にAも怯む。小さな声で《はい、すみません、、足だけ崩していいですか？痺れちゃう、、》

YG「……許可する。」

Aが足を崩している間に目もくれず2人で乾杯するヒョン達。

勢いよくウィスキーを飲み干し、ダンっ！！と大きな音をたてグラスを机に置くとユンギヒョンがAを指さし言う。

YG「いいか？明日から俺とお前は敵だ。」

えっ？とぽかんとする僕らとAに気にもくれず《因みにジンヒョンもお前の敵だし、これから仲間も増やしていくからそのうちお前以外のメンバーは全員敵だ。》なんか僕らも巻き込まれた…

YG「明日から覚悟しとけよ、A。脱退するって言ったこと後悔させてやるから。散々な目に合わせてやるよ。」

ヒョン達のは真意は分からないがちょっと言い過ぎでは？と思い間に入ろうとする。がユンギヒョンがAはまっすぐ見つめ言う。

YG「明日からのライブ。めちゃくちゃカッコイイ俺で夢中にさせてやるよ。それで離れられないようにしてやる。」

JN「僕も。Aが脱退宣言を後悔して、撤回したくなるくらいすんごいカッコイイ僕を見せてあげる。」

2人はまたグラスのウィスキーを喰らう。

YG「だからA、俺たち辛さをお前が受け止めるな。メンバーが辞めるって言ってんだ辛くねぇ分けないだろう。」

JN「もう辛そうな顔しないで、笑っててよ。お前が辛そうだと僕たち笑えないよ。」

先程とは大違いの優しげな表情で語りかけるヒョン。そういうことね、お酒の力まで借りちゃって…でもそれなら…

HS「はい！！僕もヒョン達の仲間になります！僕のダンスでずっと一緒に踊りたいって思わせてやります！」

僕に続きナムジュナもマンネライン達も俺も！僕も！と声をあげる。

YG「観念しろ、A。お前以外全員敵だ、俺たちが引き止めるんじゃないお前から辞めたくない。辞めないって言わせてやるよ。」

俯きがちだったAが顔をあげ笑う。

「ははっ！やっぱヒョン達もグクも最高だわ。うん、受けて経ちます。」

そう言ったAは僕達が大好き笑顔を浮かべていた。

脱退宣言 21→←脱退宣言 19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す