それぞれの夜 ページ25
〜JS〜
無事に帰ってきてくれてよかった…。
ジュンマネがウジマネへの報告をグループトークに誤爆(笑)
だから俺たちもアンジュに何が起こったかを知った。
トーク画面に映る(ぶれてるけど)アンジュの腕をつかんでいる男。
何者なんだ。
許さない。
アンジュを長い間探していた
やっと会えたんだ
誰にも渡したくない
そばに置いてずーっと一緒にいたい…。
この想いを伝えたら、どんな顔するかな?
困らせてしまうだろうか…
受け入れてくれるかな。
――――――――――――
〜JH〜
Aが消えてしまうんじゃないかっていう不安が
鉛の球のように俺の胸の奥につかえている。
花を飾っているけど、ほかには何もないAの部屋
すぐにでも出ていく準備ができている…
そんな感じがして胸がざわつく。
どこにも行くな・・・って本心だよ。
うまく伝わってないみたいだけど…(苦笑)
表ではクールに、時にわがままにふるまって見せてる俺だけど
本当はすごく心配性なんだ。
でも、Aの笑顔を見ていると元気が出る
何でもできそうな気がする。
いつの間にか俺の心に入り込んできたA
いなくなってしまったら
なんて想像したくないんだ
考えただけで気分が悪くなる。
A、これ以上俺を不安にさせないで…
―――――――――――――
〜WZ〜
友達と会いたいっていうから、OKしたけど・・・
こんなことになるなら行かせるんじゃなかった。
誰かに写真を撮られたりしたら大騒ぎになる
せっかくの人気に影が差してしまう。
ホシのところでトレーニングでもさせておけばよかった
でも、外の空気も吸わせてやりたかった。
気が楽になる時間も必要だ。
自分の意思で始めた仕事じゃない、つらい気持ちを抱えているのも知ってる。
だから、どこにいてもお前が楽しんでいるか、笑っているか気になるんだ。
いつでも気を楽にして、笑っていてほしいんだ。
頼むよ…アンジュ
どうしてこんなに目が離せない?
俺がマネージャーっていう肩書を捨てたくなるようなことをしないで。
相手の男をシメとかないとな…
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作者名:miel | 作成日時:2018年2月4日 4時