代役？ ページ21
スタッフさんたちの協議が続いているらしい
急なことだから大変だろうなぁ。
見学の学生はここで帰ろうということになり
みんな以上の疲労感を感じてた私も
やっと解放された気分でスタジオを後にした。
大変な状況なのに、スンチョル先輩はみんなを優しく見送ってくれ
またおいでと声をかけてくださって…
みんな感動〜いい先輩を持ったわ〜。
変な緊張が解けたからか トイレに行きたくなって
出てみるともう友達たちはスタジオの外に出てしまったらしい。
友達を追いかけようと小走りで出口に向かい
ドアに手をかけた瞬間、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、彫刻のようなお顔立ち
モデルさんかな？と思うような見た目の男性が一人。
？「チェ・Aさんですよね。」
『あ…はい。 』
？「こっちきて。」
腕をつかまれてまた建物の中に連れ戻された
『え、、、、ちょっ…』
「ここ！入って」
小さな控室に押し込められる
え？何なの？
ＪＮ「ＳＶＴのムン・ジュンフィです。頼みたいことがあります。」
『なんですか？』
ＪＮ「今日来るはずの子が来られなくなって…代役をお願いしたい。」
『見学してたので、大変なのはわかります。でも、私、経験ないですし…』
ＪＮ「大丈夫！」
大丈夫って…
この人の言ってること、めちゃくちゃなんだけど！
――――コンコン
ＷＺ「いいか？」
ＪＮ「はい。お連れしました。」
入ってきたのは少し小さな…でも威圧感半端ない男性。
ＷＺ「ＳＶＴのイ・ジフンです。話は分かってもらえた？」
『私にはできないです。』
ＷＺ「できるから、大丈夫。時間もないしとりあえず着替えてくれない？
カメラマンにも話は通してあるし、クライアントも納得してるから。」
『ええーーーっ』
ジフンさんはスタイリストさんとヘアメイクさんを呼び込んで
スポーツメーカーの偉い方もやって来るし
しまいにはスンチョル先輩まで
ＳＣ「突然でごめんね。Aさん！大丈夫！
僕の言うとりにしてればいいから。ちゃんと撮るから安心して！！」
なんて言うし
断れなくなっちゃったじゃない…
どうすればいいの〜〜〜
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作者名：miel | 作成日時：2018年2月2日 4時
