わがまま男 ページ11
ランチの準備ができたから
コースに行って『お昼にしましょー』と叫んでみる
・・・あれ、３人ともいない。
まさか！
コースを滑り降りて見てみると
レストハウスへ向かっていく男3人を発見！
こらーソクミン！
そっちへ行っちゃダメ！
猛スピードで追いついて全力で止めるんだけど…
ＪＨ「レストハウスに行きたい！」
の一点張りで、まったく…わがままな金髪男子！！
あなた、自分が誰かわかってます？
目立つでしょーが！
困るのはあなたのほうじゃない？
ソクミンのお店に連れて行きたい私と
レストハウスへ行きたいジョンハンさんは
お互い譲らず…
っていうか、私は譲れないのよ 絶対に…。
ジョシュアさんがレストハウスに少し寄ってから
お店のほうでお昼にすればよくない？って
冷静な大人の意見を出してくれて
ご機嫌な金髪男子はいそいそとレストハウスへ
早くしてよね〜
人が少ないとはいえ、
さっき若い女の子たちのグループがいたから
気づかれたら…と思うと落ち着かない。
う、こんな時に…トイレに行きたくなってきた
少しくらいなら目を離しても大丈夫かな？
駆け込んだトイレの中で…
Ｊ２にめっちゃ似てる人見かけた―と
きゃぴきゃぴしてる女の子たちの会話が耳に入ってくる。
ほら！だからこっちは危険って思ってたのよ。
目立たないわけないんだもん！
急いで出て、男たちの所在を確認。
ジョシュアさんはソクミンとレストハウスの外…
コーヒーを飲んでいるのを確認。
こっちからはソクミンしか見えてないからたぶん大丈夫。
もう一人・・・いた――――！！！
なんで売店なんかにいるの？
まずい、さっきの女の子たちが
ちょっとづつ距離を縮めてる…
ジョンハンさんのもとに走って…
『待った？』って
ちょっとかわいげのある声を出しといてから…
ジョンハンさんのブーツを踏んだ。
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作者名：miel | 作成日時：2018年2月2日 4時
