捜索〜MG〜 ページ20
さっそくユリちゃんにお願いして女子高のAの捜索開始!
ユリそんな子、うちの学校にいない!!
ミンギュうそだ〜 本人に聞いたんだよ?
ユリまじで全学年で捜索した結果だよ?
ユリミンギュさぁ… その子にだまされてるんじゃない?
ミンギュなんでさ?そんな感じの子じゃないよ?
ユリこんなこと言いたくないけど、彼がいるとか…
大けがしないうちにあきらめたら?付き合ってるわけじゃないんでしょ?
ミンギュ付き合ってるわけじゃないけど… ありがとう、わかった。
あー、女子高もダメか!
なんだよ…
ユリちゃんが言うようにだまされてんのかなぁ?
付き合ってる人いるのかなぁ
かわいいし、あり得るかもな〜
あーあ・・・
スマホの画面を見ながらとぼとぼ歩いてたら
――――ドンッ!!
『ごめんなさい!』
この声は!1−CメガネのA!
「こっちこそごめん。ちょっと考え事してて…」
ぶつかった拍子にメガネのAが
持ってたプリントを落としたらしく
床にプリントが散乱・・・。
「手伝うよ」
拾うのを手伝いながら横目で見た
メガネのAが一瞬ダンスのAに見えた
ああ、俺、末期かも・・・。
プリントを拾い終わってメガネのAに渡すと
『あ、ありがとうございます』って教室に走ってく。
一瞬メガネの奥の瞳が見えたんだけどめっちゃ動揺してた…。
え、俺そんなに怖い?
他の女の子たちと反応が違いすぎて逆にこっちが戸惑うわ!
みんなは俺を見たらすごーくうれしそうなのに
おびえる・逃げる…って感じだもんな〜。
そんな風にされると、ちょっと傷つく・・・
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作者名:miel | 作成日時:2018年2月1日 21時