Junction 1 (ページ7)

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懐かしい！ページ7

「おっ、今日も来てるねー少年。」

突然後ろから声かけられてびっくりしたー。

10時10分のスニョン君

ナミさんの甥っ子にあたるそうだ。

いいな、ちょっとうらやましい。

『スニョン、知り合いだった？あ、制服一緒か！』

ナミさんが俺たちにコーヒーを運んできた。

「そそ！ね、ナミちゃん、こいつ、すごいもてるんだよぉ～」

スニョン君は俺をつつきながら言う。

おばさんに『ナミちゃん』っておかしくね？と

ちょっとムッとしていると

『そっかー、モテモテなのかミンギュ君は～』って

笑いながらナミさんが俺の頭をワシャワシャっとした。

手を止めた時、ナミさんの顔がほんのちょっとだけ切ない顔になった。

な、なに？今の見たことない表情だったよ！

『ごめん、びっくりさせて！ミンギュ君、すごく懐かしい人に似てるの！』

ナミさんが謝る。

謝らなくてもいいのに

むしろ触れられてうれしかったくらいだ。

「なになに？ナミちゃん？どーゆーこと？」

スニョン君の言葉に

『あ、むかーし飼ってた大型犬に似てた！って話！！』

いたずらな笑顔で手を振ってカウンターのほうへ帰っていくナミさん。

は？大型犬？？？

「ひーーー、大型犬！！ウケる～～～っ」

隣ではスニョン君が笑いすぎて泣いてた。