orange2 (ページ10)

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おまじない～MG～ページ10

「Aったら説明に困って俺のこと『お兄ちゃんです』って！」

「ミンギュや～それ聞くのもう5回目！！」

「もう！ウォヌヒョンは細かすぎるんだよっ！！それで～～～」

「ミンギュがたくさんメシをおごって Aがニンジン食べたんだろ？」

それも聞き飽きたわ！！って顔のウォヌヒョン

だって

だってだって

いくらなんでも『お兄ちゃん』はないだろう？と思うわけよ！

んで嫌いなニンジンをどうしてパクパク食べるのかって思うわけ！

いつもは俺にたくさん言われてやっと

たった一つのニンジンをしぶしぶと食べてるくせに！

「Aが『おじさん』って言わなかっただけでも褒めてやらなきゃ」

「ジョンハニヒョン…おじさんってひどい」

ウォヌヒョンもめっちゃウケてるし

「ニンジンだってこれを機に食べるかもよ？」

「そうかなぁ～～～」

「そうそう！」

ジョンハニヒョンはお気楽に笑うけど

俺はそう思わないなー

『ミンギュ―ぅ』

ちょっと具合の悪そうなAがリビングにやってきた

「どうした？A」

『ちょっと…食べ過ぎたみたい』

ヒョンたちは心配そうにAを見る

確かに苦しそうだけど食べすぎだもん

休んでりゃなおるさ

『おまじない…してほしいんだけど』

「は？」

『ドラマでやってたじゃない？あれ…』

「あ～」

腕パンパンして爪先から血を出す…アレね

そういえばこの前一緒に見たドラマでやってたっけ

Aに効果あるかは謎だけど

まぁ一応やる？

道具を準備したら針を見て怖くなったAを

後ろからジョンハニヒョンがハグして

ウォヌヒョンは腕をマッサージした後押さえて

俺は指をつかんで…

「泣くなよ？」

『う…うん』

・・・

「はい終わり…どう？」

『うーーーーん？元気になったかもしれない』

「よかったねほんとに今日は調子に乗りすぎだから！」

Aに話す俺をヒョンたちは笑ってみてる

『ニンジン食べたのに…』

「あ～それは頑張ったとは思うけど…」

そこまで言うと Aが俺に飛びついてきた

『ありがとねミンギュ！！』

はぁ

こんなことされたら許すしかないじゃん

　