ヌナのうそ〜MG〜 ページ7
―１か月前
眠れなくて庭を散歩していたら
誰もいないはずの暗がりに人の気配
不審者？
スマホのライトに照らされた影は
「ヌナ！」
１人でベンチに座ってた
「何やってんの？風邪ひくよ？」
『ミンギュこそ！眠れないの？』
「へへっ あたり」
隣に座るとヌナは空を指差した
『星がきれいだよ』
ヌナに言われて空を見ても
うす雲がかかっていてよく見えない
「雲であまり見えないね」
『そう？ さっきまではよく見えてたのに…』
ほんっとに嘘が下手だね ヌナは
まぁ こんな夜中に１人で何をしてたのかは
だいたい想像がつく
昔からかわってない
誰にも見えないところへ隠れて
たった一人で我慢して…バカだな
俺 知ってるよ
いつだったか
父さんも母さんもいなくて
２人きりで留守番してた夜
夜中に目が覚めてトイレに行った時に
ヌナの部屋のドアが開いていたから
ちょっと覗いてみたらいなくて
怖かったけど庭に出てみたんだ
あの夜も庭のブランコに座ってた
翌朝はいつも通りだったけど
目が少し腫れてた
うつ伏せで寝たから〜なんて
笑っていたけど…
今夜も泣いてたんだろ？
声を出さないで静かに
暗闇に紛れて
シュアヒョンなら受け止めてくれるよ
甘えればいいのに
いつまでたっても不器用なんだから
「え〜っと ホントならこういう星空が見えるんだってさ！」
星空のアプリで見えるはずの星を映した
『わ！ すごいねミンギュ！！』
画面の明かりで映し出されるヌナの頬には
涙の跡…
思わずヌナを抱きしめた
「何があったの？全部聞いてあげるから 話して？」
友達や母さんとケンカして
山の上の公園のベンチにいる俺を迎えに来たヌナは
いつもこうして俺を抱きしめて言ってくれた
今度は俺がヌナに言ってあげる
俺 大人になったから
今ならヌナの力になれると思うから
頼っていいんだよ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miel(プロフ) - 蜜柑さん» うわぁ〜告白されちゃった！?読んでくださってありがとうございました！ (2019年11月5日 9時) (
レス) id: 764ae2646a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - もぅ、、、、好きです (2019年11月4日 18時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miel | 作成日時：2018年10月19日 16時
