L’Oiseau bleu 〜JS〜 ページ50
僕の充電が完了したところでAと一緒にリビングへ出ると
ミンギュに肩車されていたジウが
「パパー おたんじょうびおめでと！」と大きな声で言った
あ…今日って
「忘れてたの？忘れてたんだね？」
ミンギュがニヤニヤする
「あ〜もう！忘れてるわけないと思ったのに！」
ジョンハンは悔しそうだ
さては賭けてたな(笑)
「さぁ座って！みんな待ってたのよ？」
おばあ様の声を合図にみんなが席に着いた
ばあやと一緒にワゴンを押してきたジウ
「ママと作った！」
ワゴンにはバースデーケーキ
お店に並んでいるようなビジュアルじゃないけど
僕には世界一素敵なケーキに見える
「坊ちゃま…おめでとうございます」
ばあやの声が少し震えて涙ぐんでる
毎年そうだね…心から祝ってくれてるの知っているよ
僕はばあやをハグして言った
「ありがとう…おばあちゃん！」
「どうしてそれを？」
僕が知らないとでも思ってたの？
僕を生んだ母のことなんてとっくに調べていたよ
そして、ばあやが本当の母のお母さんだったってこともね
「僕は大丈夫だから これからはジウを頼むね！」
泣き崩れるばあやをミンギュとおばあさまが慰める
そこにジョンハンとジウも加わるとばあやが笑い始めた
『お誕生日おめでとう…ばあやさんにやっと言えたね…』
そっと寄り添ってAが僕と手をつなぐ
最高の誕生日だな
家族がみんな笑ってて
いや
誕生日じゃなくたって
みんながいてくれれば
とくに
Aがそばにいてくれれば
僕はどこにいたって いつだって幸せを感じられる
L’Oiseau bleu
A…
君は僕に幸せを運んでくれた青い鳥
僕も君にとっての青い鳥になれていたらいいな
僕らずっとずっと幸せでいよう
〜fin〜
終わり
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miel(プロフ) - 蜜柑さん» うわぁ〜告白されちゃった！?読んでくださってありがとうございました！ (2019年11月5日 9時) (
レス) id: 764ae2646a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - もぅ、、、、好きです (2019年11月4日 18時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miel | 作成日時：2018年10月19日 16時
