笑わないで ページ31
体がふわっと何かがかけられた気配で目が覚めた
ジウを見ながら寝ちゃってたみたい
振り向くと
『シュアくん！』
「しーっ 起きちゃうでしょ？」
いつもの優しい笑顔がもっと甘く私とジウを見つめてた
「電話に出ないし 家にもいないから…ここだろうなって思った」
隣に椅子を持ってきて座ると
シュアくんは私の肩を抱いた
『電話くれたんだ…ごめんね』
「いいよ」
少しの間2人とも何も話さず
ただジウの寝顔を見つめてた
ふいにシュアくんがつぶやいた
「…かわいいね 天使みたいだ」
『うん』
また沈黙が訪れる
何を言ったらいいかわからないし
どこから話せばいいんだろう
シュアくんになんて聞けばいいの？
聞きたいことはいっぱいある
ジウはあなたの子どもなの？
母親は誰？
その人と結婚せずに
私と一緒にいていいの？
ジウの将来を考えたら
ホン財閥の子として育った方がいいだろうし
本当のママが一緒にいる方がいいに決まってる
――― 私が身を引けば済む
それはシュアくんとジウ
二人との別れを意味する
でもきっとそれは2人のためになるはず ―――
なんだか悲しくなってきたけど
泣いてる場合じゃない
ちゃんと話さなきゃと思った
『あのね…』
口を開くと予想以上に涙声になっていて
慌てて口をとじた
シュアくんはそんな私を見て
しかたないなぁとでも言いたそうに笑った
『笑わないでよ…真剣に話そうと思ってるのに』
「ひとりで深刻になってるから…」
そう言ってシュアくんはまた微笑んだ
『だから…笑わないでって』
シュアくんの顔が少し真面目になった
「わかった… じゃあ僕が先に話すね」
何を言い出すんだろう
すこし緊張してシュアくんと向かい合った
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miel(プロフ) - 蜜柑さん» うわぁ〜告白されちゃった！?読んでくださってありがとうございました！ (2019年11月5日 9時) (
レス) id: 764ae2646a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - もぅ、、、、好きです (2019年11月4日 18時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miel | 作成日時：2018年10月19日 16時
