奥さまと朝食を〜JS〜 ページ4
「坊ちゃん！坊ちゃん！！」
今朝もばあやがにぎやかだ
「何？今日は休日でしょ？まだ寝てたいよ」
「いいんですか？そんなことおっしゃって！？」
ばあやに引っ剥がされた布団
こんなに興奮したばあやもひさしぶりだな
「何かあったの？」
「ありますよ！早く支度して来てください」
「どこに？」
「食堂です！ブランチは若奥様が作ったんですよ？」
え？
Aの手作り？
寝てる場合じゃない！
勢いよく飛び起きると
ばあやが声をあげて笑い出す
「何？」
「い〜〜え！若奥様の作戦通りだから可笑しくて」
そう言えば飛び起きるって
Aに言われてきたらしい…
まんまと作戦に乗って悔しいけど
うれしいからしょうがないな
食堂に行くとおばあさまも
ハニもミンギュも席について
ブランチをとっていた
「シュア遅いよー」
「ヒョンお先に〜」
「おいしいわよ〜」
みんな楽しそうだけど
僕の座る場所は準備されてないし
Aも見当たらない
シュンっとした僕の背中から
「あ〜 坊ちゃまはテラスでした！」
ばあやが声をかけて背中を押す
テラスに出ると
Aが待っていた
「おはよう」
『おはよう さぁ座って！』
用意してくれたテーブルには
「あ…」
一緒に行ったベーカリーの
クロワッサン
「買いに行ったの？」
並ばなきゃ買えないのに
朝早くから行ってきたのかなぁ
『いいから 早く座って？』
みんなと一緒じゃなくて
2人だけのテラス席
『新婚みたいでしょ？』
「新婚なんだよ 僕たち」
『あ！そうだった』
そんなところも可愛いけどね
もう少し自覚してくれるとうれしいなぁ
『パリの本店じゃなくて申し訳ないけど』
パリの本店に連れて行きたいって話
覚えてくれてたのか〜
「いいよ」
覚えててくれただけでうれしいんだ
「いつか行こうね！」
僕の仕事の調整をして
君の時間があるときに…
あちこち飛び回ってて忙しい君だから
いつになるやら
『そう言うと思って！！』
Aがテーブルに置いたのは
パリ行きの航空券だった
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miel(プロフ) - 蜜柑さん» うわぁ〜告白されちゃった！?読んでくださってありがとうございました！ (2019年11月5日 9時) (
レス) id: 764ae2646a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - もぅ、、、、好きです (2019年11月4日 18時) (レス) id: e61eef4724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miel | 作成日時：2018年10月19日 16時
