ミンハオの気持ち ページ8
練習が終わるとすぐにモモちゃんとジャヨンちゃん
2人のオンニが私をロビーに連れ出した。
「なになに、今日のペアルックは！？」
「2人、怪しいと思ってた〜」
「やっとかぁ〜！ミンハオやったー！」
「お似合い、お似合い！！」
本人を置いてけぼりにして
めちゃくちゃに盛り上がってる2人だったけど
「あ・・・でも！A彼いたんじゃなかった？」
そうですよ、やっと思い出したの？
ジャヨンオンニ…
『だから、これには事情が…』
そう言いかけて、人の気配がしたから振り向くと
ミンハオとスニョン君が立ってた。
スニョン君はやれやれ！って顔してて
ミンハオは…相変わらずのクールな顔。
「お前ら、Aのことあんまりいじるな〜
練習にも集中してなかったろ？いい加減にしろよ！
Aはこれ着とけ！母ちゃんのだけど(笑)」
そう言ってスニョン君はダンススタジオのTシャツを
渡してくれて、続けてミンハオが口を開いた
「ヌナ達…今日は事情があって仕方なく服を貸しただけですよ
Aはタイプじゃないし、俺は何とも思ってないから！」
いつもよりトーンも低くて厳しめのいい方のミンハオ
「あ〜、練習終わったけどちょっと話あるからスタジオに集合な！
みんながソワソワして集中しないから、Aは先に着替えてきて！」
スニョン君が言ってミンハオと一緒にスタジオに戻って行く
オンニ達はばつが悪そうにしてる
『ね？ミンハオ私のこと何とも思ってないって！
着替えてくるからオンニ達は先に戻ってて〜』
明るく声をかけて更衣室に入った
スニョン君に借りた服に着替えて
脱いだばかりのミンハオのシャツを見る
いつもより冷たい声だったな、ミンハオ…
冷やかされたら気分悪いよね
申し訳ない気持ちで
鼻の奥がツーンとする
「おーい、A！まだ〜？」
廊下からスニョン君の声がした
早く戻らなきゃ。
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作者名：miel | 作成日時：2018年8月1日 22時
