Junction 6

流される〜MG〜 ページ12

突然のことにびっくりして立ったままの俺に




「こっち座って、ばんそうこう貼ろう？」


ジウさんがソファをぽんぽんっとした。






言われるままにソファに座るとジウさんが絆創膏を貼ってくれた



「ごめんね、痛かったでしょう？」



俺の手を撫でるジウさん。









このままじゃいけない気がして



手を引っ込めた



「あの・・・俺・・・」




帰りますと言おうと思った。







隣に座るジウさんから少し離れるようにすると

ジウさんの方からくっついてきて

首に手を回された





「いいよ、ミンギュ君」







「え？」






ジウさんの顔が近づいてくる








これって…誘われてる！？







「俺、そういうつもりじゃ…」









「彼女とうまくいってないんでしょ？」




「いや、そういうわけじゃ…」




触れそうで触れない距離を保っているジウさんは



塾で見るのとは違う人みたい。








「いいよ？ほんとに」



「そんなつもりじゃ…ないから」









「慰めてあげる」









ヤバい、このままじゃ…





この雰囲気に流されてしまいそう

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