ma cherie (ページ35)

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ミンギュの気持ちページ35

ミンギュの部屋は私の部屋の廊下を挟んで向かい側。

「わ、ひっろーい」

無邪気に喜んでベッドではねるミンギュ

『断るかと思ってたのに！』

「え、断ってほしかった？」

ミンギュが座ったベッドの横をポンポンして私にも座れって。

隣に座ると、豪邸なのに実家にいるみたい(笑)

『そうじゃないけど…なんかね』

「なんだよ！俺はAがいるからここに住もうって決めたんだよ？」

『え？何考えてんの？』

「Aと少しでも長く一緒にいられるように！(笑)」

『なにそれ？』

「そりゃ、ショックだったよ？俺の知らないことがいっぱいで

　でもさ～、こっちの家が大学の学費は出してくれるから

　母さんも楽になるだろ？
　
　おまけにAと一緒に住めるなら、それもいいかな～って」

ウルトラポジティブ

さすがミンギュ。

私は期間限定だけど、ミンギュは違うのわかってる？

『お母さん、さみしがってるんじゃない？ミンギュがいなくなったら』

「そうでもないんじゃない？少しは自由にしてあげないと！」

『まぁ、それもそうか！ずっと働きづめだもんね』

「でしょ？俺も大学卒業したら家を出ようと思ってたから、少し早まっただけだよ」

『ふぅーん少しは考えてたんだ、えらい、えらい！』

ミンギュの頭を撫でようとしたら、その手をつかまれてベッドに押し倒された。