ほうっておけない ページ26
朝食のテーブルに着くと
「お!寝癖直ったな!!」
茶化してくるジョンハン。
この人が財閥の後継者の一人なんてまだ信じられない
小学生並みなのに(笑)
「A〜、何で俺見て笑うんだよ?」
『何でもない(笑)』
おばあ様が「二人は仲がいいのね」って嬉しそうに言う
『職場の同僚だったので…』
「こんなに縁があるなんて俺たちは絶対に赤い糸で結ばれてるって!」
『違うと思う!』
ホントに小学生男子の思考なんだから!
「ジスとはどう?Aちゃん、仲良くしてる?」
『あ〜、昨日は一緒に映画を見ました』
「へー、何見たの?」
ジョンハンが棒読み(笑)で聞く。
『ホラー映画…』
「女とホラーって、アホか! あれ?ジスは?」
ジスさんはまだダイニングに来ていない。
こら!ジョンハン!!
きれいな顔のくせに口が悪い。
『私、呼んできましょうか?』
立ち上がると
「Aは座ってろ!俺が行ってくるから!!」
ジョンハンが部屋を出て行った。
少しして戻ってきたジョンハン
「あいつ体調悪いみたいだわ!朝食はいらないって!」
え・・・
『どんなふうに悪いの?』
「本人は大丈夫って言ってるから… まぁ大丈夫じゃない?」
体調が悪いって聞いて、あ〜そうですかってなるわけないでしょ!
『ちょっと行ってみます、私も食事は後で!』
「いいって、行かなくって。寝とけば治るだろ〜?」
『ジョンハン、そういうわけにはいかないよ?私一応看護師だもん』
おばあ様も心配そう。
『おばあ様、大丈夫ですよ。ちょっと見てきますね。』
おばあ様は微笑んで見送ってくれるけど
ジョンハンは私をにらんで
「仕事の依頼に孫の世話は入ってないんじゃないのぉ〜」って
何なの?感じわるっ!
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作者名:miel | 作成日時:2018年4月12日 12時