保健室 ページ9
――――目を開けたら保健室だった
パク君を追いかけて立ったら目の前が暗くなったんだっけ。
どうやってここまで？
起きようとするけど、重石が乗ってるみたい
足の方を見ると…
え！ミンギュ先輩！！
ベッドの隣の椅子に座って、布団の端っこでうつぶせてる
私が動いたから目を覚ましたみたい！
「よかった！目が覚めた？」
そのスマイルがまぶしっ！また倒れそう…
「急に倒れるんだもん、びっくりしたよ。」
『先輩は何でここに？』
「運んできて、心配だったから… 見てたら 俺も寝てた(笑)」
『え・・・』
「ごめん。学校だったのに…」
『あ…ありがとうございます。』
「怒られるかと思った。」
ほっとしたように笑った先輩。
先輩と一緒にたら目立つのが嫌だって私が言ったのを気にしてくれたの？
「あ〜目が覚めたみたい？じゃあ、帰った帰った！
Aさん、睡眠不足かな。しっかり寝なきゃだめよ？
あと、貧血の検査を受けてみて？栄養足りてる？
キム君もありがとね。 あなたも睡眠不足でしょ？ちゃんと寝なさいよ？」
先生に追い出されるように保健室を出た。
「最近、寝れないの？ 悩み事？」
『え…』
「あ、先生が睡眠不足じゃないか…って言ってたし」
『あ・・・まぁ、そうですね。先輩も？』
「まぁ、そうかな…」
先輩のこと、パク君のこととか考えてたら寝れなかった…なんて言えない。
「今日、ダンスは？」
『あ、ないです。』
「そっか〜」
「でもまぁ、ゆっくり休んだ方がいいかもね、お互い。」
『そうですね(笑)』
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作者名：miel | 作成日時：2018年3月3日 22時
