3万円 ページ4
・
『フラれました。…ゲームに』
五条「？
ゲームならコンテニューすれば良いんじゃないの？」
『ガチャは！！
やり直し聞かないんです！！
あんだけ注ぎ込んでも手に入らないなら一生手に入らない！！』
五条「あー納得」
「ま、食べなよ。僕の奢りで！」なんて恩着せがましく言ってくる先生に思う所はあったが、好意はありがたく受け取っておく。
あ、そういえば今日初めての食事だ。
お腹減ってる時のご飯の一口目は格別に美味しい。
『おいしー』
ついつい頬が緩む。幸せだぁ
五条「…初めて見た
Aの素の笑顔、可愛いね」
そんな口説き文句と一緒に、先生の長い手が私の頬を軽く摘む。
…まあ、そんな事を言われたら普通に照れるわけで。
『やめて下さい。こういうの、慣れてないんで…』
五条「…へえ」
『私の事見てなくていいんで、先生も食べちゃって下さい』
五条『はいはい』
…そこからの記憶はない。
＊
『あれ、ここどこ…？』
なんで私ベッドに寝てるの。
五条「僕の家だよ」
目隠しを外し、綺麗な瞳を露わにした先生がベッドの横に座っていた。
『え？まさかのお持ち帰り？』
ウケるんですけどww
五条「うん
Aを食べたくて」
…ん？
『え、本気ですか』
五条「本気だよー、超まじ」
『待って待って、私達ファミレスに居ましたよね⁈
なんで先生の家にいるのか説明して下さい！』
五条「んー…悠仁の時と同じように眠らせた、的な？」
あれを眠らすとは言わないよ、気絶させたっていうんだよ。
先生はジリジリと寄ってきて、冗談ではない事が伺える。
…未成年に手を出す(そろそろアラサー間近な)教師の構図ってマジで笑えないのでは？
『あのっ、わた…私！
今日気合入れて下着とか選んでないですし、処女なので、私で遊んでも楽しくはないと思うんですが⁈』
五条「ははっ、焦って照れてで墓穴掘ってるよ
普段そんな姿見せないのにね、A可愛いー」
『せんせっ！』
あっという間に組み敷かれる。
もう私の脳内では情報が追いつかない。
五条「ごめんね強引で
嫌だったら殴って」
…そんな事言ってる割には手首をしっかり固定され、身動きは取れない。
(殴らせる気なんて、ないくせにっ…！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 962人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽菜月 - めぐみぃ…！！かわいいかよ！ (2021年4月2日 13時) (
レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
モブ - あぁぁぁぁ！最高です！ (2021年3月15日 2時) (レス) id: 7e72c0b626 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 尊い…恋愛って素晴らしいですね！！少女漫画みたい〜！！！更新楽しみにしてます！！ (2021年3月6日 17時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - gさん» ありがとうございます！ (2021年3月5日 0時) (レス) id: f90a81fce9 (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - クレイさん» なるべく早めに更新できるように頑張ります！ (2021年3月5日 0時) (レス) id: f90a81fce9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遊 | 作成日時：2021年3月3日 21時
