オタクに恋する最強さん【五条悟】

26万円 ページ28

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女性店員「お待たせしました。

メイク室のご準備ができました」



ん？



五条「…はい目閉じて

A、もうちょっと力抜いていいよ」




待って、なんでこの人こんな事まで出来るの⁈




『先生、普段メイクとかしてるんですか』


五条「ははっ、まさか！

今日の為に覚えてきただけだよ」



余裕そうに言ってるけど、それって凄い大変なんじゃ…？
一人で覚えた？

え？私が出来ないのに？



というか近い、誰かにこんな触られる事もないし慣れないよ…。

凄い見てくるし、私はどこ見ればいいか分からない




五条「グロス塗るから少し口開けて」



顎を持たれて顔が上を向く。強制的に先生と目が合うわけで



(心臓保たないよ…)


先生に触られる度に妙にゾクゾクもする。



五条「そんな顔しないでよ

誘ってる？」



『ち、が…！』



五条「ははっ、冗談だよ


はい出来た


ねえA、鏡見て
顔に少し色を足しただけでこんなに愛らしくなるんだよ？」



「学校でしてた化粧も可愛いかったけど、
Aは少しメイクするだけで十分魅力的だよ」なんてキザな事を言う。



この人は一日何回ときめかせれば気が済むのか。




外を歩いてショーウィンドウに映る自分に慣れない。
先生の隣に歩く自分が浮いてない事が嬉しい。


でも自分では何も出来ないのがもどかしい







。。。




あれから先生にいろんな場所に連れて行ってもらった。自分では到底手が出ないお店ばかり



あっという間に日が落ち、2人で夜景を見ているこの時間でさえロマンチックでドキドキする。



『先生の技術でここまで綺麗にしてくれて、本当にありがとうございます

素敵な誕生日になりました。今日一日この姿で一緒にいれて幸せです』



シンデレラみたいな事言ってるな私。
でもあながち間違いじゃない



五条「前に甘える甘えないで口論したの覚えてる？」



『？はい、覚えてます』



五条「勿論一人で頑張るのも大事だけど


難しいって悩んだ時は頼っていいんだよ。



Aの恋人としていつでも手助けする


だから楽しく二人でオシャレしよう？





改めて誕生日おめでとう」

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