オタクに恋する最強さん【五条悟】

17.5万円 ページ19

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元カノ(名前忘れたけど) から言われた事が頭で何回もリピートする。



五条("釣り合うわけない"かぁ…)



そう言われてもなぁ…自制が効くならとっくにそうしてる。


今までずっとある程度の距離感をとって女性達と遊んでいた。


そこに心があったわけじゃ無い


さっきの元カノだって対象である。




後腐れない関係なら心身共に楽だし。





五条(でも初めて、Aには無意識に手を伸ばしてた)




…本気で惚れ込んでるんだから、どうしようもないでしょ






五条「はぁ…帰ろ」




取り敢えず出張で疲れたし、甘いもの買った帰ろうと思ってたけど面倒だしそのまま帰ろう。









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『あ、おかえりなさい』



五条「…え、A⁈」



まだ寒いであろう夕方にも関わらず、家のエントランスに佇んでいたA。


鼻が赤くなってるのを見ると、随分待っていたんだと思う。




五条「なんで連絡しないの」



『街で先生を見たので、帰ってくると思ってました』



『先生を待ってるうちにクエストだいぶ進みましたよ。見て見て』なんて呑気な事を言っている。




もう…全くこの子は…




五条「とにかく家に上がって、あったまってから帰りなさい」




Aの目を見ると、どことなく寂しそうな目をしていて

元気がない様にも見える。



…さっきのは空元気？






とにかく話そう。
部屋に上がりAをソファに座らせる。




五条「どうしたの？」



『…別に』



五条「沢尻エ○カ？…じゃなくて、何でもなかったら家にわざわざ来ないでしょ」




そう言うと、Aはポツリポツリと今日の出来事を話し始めた。




『…やっぱり私じゃ、先生に釣り合わないんでしょうか』





同じ事で悩んでるなんて…

僕達にはまだまだ言葉が足りないのか





五条「何言ってるの？



僕はAが良いんだよ

Aは違う？」



『違く、ないです…』




顔を真っ赤にして肯定するAが堪らなく可愛い。


めちゃくちゃ好きだなと自覚する瞬間でもある





『でも、なんか、嫉妬…したというか



ベタベタ触られてたの見た…です』





文法がぐちゃぐちゃだけど、一生懸命想いを伝えようとするAに胸が鳴る。




あー、心臓がうるさい。




自分が思ってるより相当Aにぞっこんみたい

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