6万円 ページ7
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「最近できたスイーツ店があるんだけどそこに行かない?」という可愛い提案をされ、目的地のお店に足を運んだ。
…のはいいが、
『わーお、見事に行列だー…』
五条「本当だ…どうする?止める?」
先生の顔は食べたいと物語っている。
こんな目をキラキラさせてるのは初めて見るかもしれない。
『何言ってるんですか、並びますよ』
五条「え?…でも結構待つよ?」
『それが醍醐味ですよ
並んで食べるスイーツは特別感あって私は好きですよ
我慢する必要なんてありません』
先生の背中を押して列へと並んだ。
五条「Aは凄いね
僕の事優先して怒らないんだ」
?
なんで怒る?
私はスマホゲームへ目を移し、毎日ログインの画面をタップする。
『お互い様というか…
先生がどんな人と付き合ってきたか知りませんが、その人達と一緒にしないで下さい』
五条「!」
今、余計なこと言った気がするっ…!
『ち、違っ…!
その、イレギュラーというか…先生は私達の担任だし!』
五条「うん、他の子と違うね。
Aといると余計な気を遣わないというかすごく安心して…
楽しいよ」
なに…その屈託のない笑顔…!
今までの笑顔とは違って、その…くすぐったい気持ちになる。
『……どーも』
二次元でもないのに変だよ…
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スイーツを食べ終え、辺りは暗くなっていた。
『どのスイーツも絶品でしたね』
五条「そうだね、また行こうか」
『はい!今日はご馳走様で「Aと先生?」
…え?』
この声の主は1人しか心当たりない。
虎杖「あー!やっぱり!
何々?任務でも無いのに二人一緒とか珍しくね?」
お互い私服だからか、悠仁が不思議そうに尋ねてきた。
やばいっ…!
流石にバレたら洒落にならないっ…!
『たまたま会っただけだよ!』
虎杖「あ、そうなの?」
仕方のない嘘。
胸を張れない関係だし…
てかそもそも遊びだからなー…
『ね?先生』
話を振り、先生を見た。
でも私を見る先生の目は今までに無いぐらい冷たい。
…というか怒ってる。
あまりにその目が冷酷で肩が震えた。
五条「そう、"偶然"会ったんだ
Aとはまだ話す事あるから…
悠仁は気をつけて帰るんだよ?」
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陽菜月 - めぐみぃ…!!かわいいかよ! (2021年4月2日 13時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
モブ - あぁぁぁぁ!最高です! (2021年3月15日 2時) (レス) id: 7e72c0b626 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 尊い…恋愛って素晴らしいですね!!少女漫画みたい〜!!!更新楽しみにしてます!! (2021年3月6日 17時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - gさん» ありがとうございます! (2021年3月5日 0時) (レス) id: f90a81fce9 (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - クレイさん» なるべく早めに更新できるように頑張ります! (2021年3月5日 0時) (レス) id: f90a81fce9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遊 | 作成日時:2021年3月3日 21時