オタクに恋する最強さん【五条悟】

16万円 ページ17

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本気のお付き合いが始まってあれから1ヶ月くらい…



先生が出張の日以外は、家に行ったり出掛けたり



案の定というか、私は全く慣れてません。




先生はよく思った事を口にしてくれる人。


"好き"と言われても"私も"と返せないのはなんでだろう




そろそろ気持ちの貰いっぱなしをどうにかしたいのにっ…





釘崎「有り得ないわー

アンタに彼氏が出来て私に出来ないのよ


裏切られたわー」



『1ヶ月は同じこと言ってるけどごめんねー』



釘崎「そろそろ手口教えなさいよ、どうやってあの先生を落としたのよ」



『むしろ私が聞きたい、てか最近棘先輩って大丈夫？』



釘崎「ノーマークだった人間にぶん取られるのって…

立ち直るのに時間かかるのよね」



なんだなんだ、なんか急に悟り始めたぞ。

野薔薇が明後日の方向見てる



『ごめん何の話？』




「先輩も可哀想に…飲み物買ってくるわ」と言って教室を出て行った野薔薇。人の話は聞こう？




私はポケットからゲーム機を取り出し、新作の乙女ゲームを再開する



よし、もう少しで推しとハッピーエンドを迎えられる




今作は中々当たりだった。

買って良かった




今日は五条先生が出張でいない。



1日中自習なんてほぼ自由時間と何ら変わらない。

恵、悠仁、野薔薇と私の机をくっつけ、ダラダラと談笑をしていた。



先生と私の関係は

最初は騒がれたが、今は何か質問される事もグッと減った



虎杖「なあなあA


乙女ゲームって面白いわけ？」



『もちろん、悠仁もやる？』



虎杖「男落とす趣味はねーよ」



『ハッピーエンドも面白いけど、どんどんシナリオが歪んで最終的にゾッとするバッドエンドも中々好きだよ』



虎杖「あ、それってヤンデレってやつ？」



『そうそう、二次元だから許される境地』



虎杖「ふーん…先生はどんな感じなの？」



『ん？…ん⁈』



虎杖「ははっ、照れてる


伏黒、Aウケんね」



悠仁が揶揄ってくるとは思ってなかった。

飲んでたいちごミルクをゲーム機に吹き出しそうになった。




『どんなって言われても、先生は先生だよ…』



伏黒「…」



『何？恵』



伏黒「別に」




この1ヶ月、棘先輩同様恵の様子がおかしい。

素っ気ないというかなんというか…



言いたい事あるなら言えば良いのに

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