70.ハンター試験の待ち時間 ページ25
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飛行船に乗ってから、真っ先に銃創の治療をしてもらった。
局所麻酔を打ってもらったから痛みは感じなかったけれど、相当色々いじられてたっけなぁ。
お医者さん曰く応急処置が良く出来てたから痕は比較的綺麗に治ってくれるそうだ。
いい友達は持つものだね。
その後やることもなくふらふらと歩き回っていると、私と同じく暇そうなキルを見つけた。
そういえばもうキルと一週間も話してなかったのか、ここ最近心のどこかで感じてた物足りなさはそのせいだったのかも。
……まぁそれ以前に8年も顔見てなかったけど……
疲労回復のためにしていた絶を解いて、スタスタと彼に近づき話しかける。
「や、キルア君。ゴン君と一緒じゃないなんて珍しいね」
「おー……なんだスィスか。突然気配が現れたから誰かと思った」
なんだとはなんだい。
でもなるほどなぁ、絶を解くならもっと遠いところからじゃないと意味ないか。邪推されないためにも次からは気を付けよう……
気配についてあはははと笑って誤魔化していると、キルが私の脚を見下ろしていることに気が付いた。
「右足のソレ、どうしたんだ？」
四次試験前には無かったグルグル巻きの包帯。
気になって当たり前か。
「あー……これはなんと言うかな、ちょっと銃でバーンとやられちゃったんだよ」
「ふーん……大丈夫なのか？」
「うん、ついさっきお医者さんに診てもらったから」
あれ、キルもしかして心配してくれてる？
自意識過剰だろうかとは思いつつも、嬉しくて内心ニヤニヤしていると、突然アナウンスが流れ始めた。
『えーこれより、会長が面談を行います。番号を呼ばれた方から二階の第一応接室までお越しください。
受験番号44番の方、44番の方お越しください』
面談……？
流石にこれが最終試験ってことはないと思うけど……
「会長ってネテロさんのことかな？ あー緊張する」
「そんなに硬いヤツじゃないぜ、あのじーさん。適当にやってりゃ何とかなるって」
「そ、そうかな」
キルのおかげで若干緊張は解れたが、それでも相手は天下のハンター協会の会長様なわけだ。
粗相のないようにしないとね。
それから53番の人が呼ばれ、もうキルの番だ。
案外面談は早く終わったようで、彼はすぐに戻ってきた。
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くぅつか(プロフ) - キラさん» コメントありがとうございます！ 更新本当に遅くなりますがそれでも良ければお付き合いください！ (2019年1月3日 18時) (
レス) id: d6e249ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - とっても面白いです！！とても続きが気になります！更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2019年1月3日 15時) (レス) id: 4b08e8e764 (このIDを非表示/違反報告)
くぅつか(プロフ) - C＠音さん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて嬉しいです、更新できる限り頑張ります！ (2018年8月31日 22時) (レス) id: d6e249ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
C＠音 - はじめまして！一気読みしましたが続きがきになって仕方ありません！更新頑張ってください！ (2018年8月29日 14時) (レス) id: ce7a2e00eb (このIDを非表示/違反報告)
くぅつか(プロフ) - 月翔×ミオさん» コメントありがとうございます、励みになります！ これからも頑張ります〜 (2018年8月23日 22時) (レス) id: d6e249ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅつか | 作成日時：2017年10月5日 18時
