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「うぅ"…せっかくの放課後デートがぁ…泣」
HN「これは、放課後デートに入らないの…?」
「入る…入るよ…。でも、もっとハン君といろんなとこ行って遊びたい…泣」
一緒にいられるだけで素晴らしいってか…そうね、ハン君と出かけられてるだけでもめっちゃ嬉しいと思うよ、思ってるって。でもさ、でもさ、なんで勉強なの
「なんでこんな時まで勉強を…よりによって私の嫌いランキング1-2位を争うこれを…」
HN「…ヒョンジンに前々から言われてたんだ。Aさん普段勉強結構頑張ってる…んだよね?ここで…。でもその割にまったく成績上がってないのはおかしいからやり方がおかしいんだよって…だから、勉強してるところを見てほしいって。」
「あいつ…余計なことを…」
HN「ごめん、こんなことして。でも俺、さ、Aさんにどうやって接したらいいか、まだよくわかんなくて、、こんな形になって、ごめん」
「……」
HN「Aさん?」
「…普通に、接してくれたらいいよ?ジニとか、周りの仲いい子たちみたいに接してくれたら…難しかったら強要はしないから、あれだけど、私はそのほうが嬉しい」
HN「っ頑張る、」
あに、こんな普通のことを真面目に話してるのが結構恥ずかしい。
HN「これは、ここを、こう」
「…もっかい」
HN「ここの、8を、代入して…」
改まってハン君に数式を教わっていると、私のスマホから着信音が鳴り出す。
画面には“
…私の兄は(本人は否定しているが)重度のシスコンで、外が暗くなり始めると電話が来る。自分も家にまだ帰っていないくせにそろそれ家に帰れやらなんやら言ってくる…。一度ムカついて無視をしたら次の朝から拗ねてひとっつも話を返してこないでうちの愛猫たちをひたっすら吸いまくったことがあって、宥めるのにありえないくらいの労力を使わされたのであれ以来ちゃんと電話に出てはいる。
まぁ、親が共働きで遅くまで帰ってこないのも理由の一つにあるかもだけど…。
(あの人に彼氏ができたなんてったら殺しにかかってくるかもしれないからまだ言ってない。)
…でも、できれば今出たくはない。
「ハン君、ここがわかんない」
HN「、?お兄さんだよね…?出なくていいの」
「…無視して」
HN「えでも…」
「おねがい〜泣!」
うぅ…ハン君といれるならあんなツンしかないオッパがどうなったって知らん!!!!
隠し事したら、お前に何か得でもあるの? - Lee Know side→←放課後デート(?)
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作者名:>< | 作成日時:2023年12月14日 23時