放課後デート(?) ページ8
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「おおかみ」
HN「み…ミネラルウォーター？」
「ぶふっ笑、えー…」
学校からカフェまではそこまで遠くないから、2人でしりとりをしながら歩く。ハン君のチョイスが面白いのと、結構考えるわりに弱いのが可愛くて笑わされている。
「た、たー…タクシー」
HN「また『し』??んー…新幹線っ…あ、負けた」
「ふはっ、勝った〜弱すぎる笑」
HN「もうやらない」
「ㅋㅋㅋ」
しりとりが終わったから、次は質問し合おうと考える。
「お名前は？」
HN「え、そんな事から聞くの？ハンジソン」
「年齢は？」
HN「16」
「誕生日！」
HN「9月14日」
「え"、もう過ぎてる…。家族構成言える？」
HN「父さんと母さん、それから兄さんと、犬」
「へー！お兄さんいるんだ？一人っ子だと思ってた」
HN「そうなのかな？ヒョンたちからはよく末っ子気質って言われるんだけど」
それは、多分私がまだ君のことを知らないからだと思うよ。
…こういう些細な質問をしていると、そんなことをふと思う。ヒョンジンやスンミンは、ダンススクールで間での交流があって、入学以前から仲がいい。私にも音楽的なものが目覚めればいいなぁとは思うものの、それはこれっぽっちも開花せず…どちらかというと音楽は聞く専で、難しいことは全くわからない。
たまに、その交流にヒョンジンに引きずられてお邪魔するが、私にはよくわからなくて結局先に帰ってきてしまう。……違う形であれ、もとはやく知り合えていたらなぁ。
「あ、ついた〜」
HN「……すごく雰囲気のいいお洒落なカフェだね」
「ふは笑、店長それ聞いたらめっちゃ喜ぶと思うよ。」
‐「いらっしゃいませ」
「あ！こんにちわぁ店長」
‐「こんにちは、A。今日はお友達も一緒なんだね？」
「んふふ、彼氏のハン君だよ」
‐「
HN「噂の？」
‐「ふふ、こんにちは。Aからよく聞いてるよ」
「余計なことを……もう！店長！」
‐「まぁまぁ、いいじゃん？
角の席でいい？今日ちょっと混んでるんだ」
「いい？」
HN「うん」
「お願いします」
‐「おけぃ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿……
十数分後
HN「ここを……わかる？」
「う、ん…わかんない」
ねぇ、ハン君。…カフェに来て、勉強しているとは言った。言ったよ？
でもね、
勉強会するなんて来てないTT！！！
私の成績が悪いのをなんで知ってるのー！！？
…絶対、絶対ファンヒョンジンだろ！！！？？？？
HJ「…てへっ」
・→←もの知りキム・スンミン - Seungmin side
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作者名：>< | 作成日時：2023年12月14日 23時
