もの知りキム・スンミン - Seungmin side ページ7
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とある数分前…
「♪〜」
SM「なんであんな機嫌いいの？」
HJ「初の放課後デートだと」
SM「なんか…ふにょふにょしててキモい…」
HJ「ちょっとわかるそれ。幸せそうでムカつくよね。」
CB「あのなぁ…青春してる女子にそーゆうこと言うなよ…」
HJ「あれ、チャンビニヒョンじゃん」
CB「よぉ、借りてたの返しに来た」
SM「まぁ…少しは前進した感じ？」
CB「ハニも恋愛慣れてないからなー…」
僕は知っている。ジソンが僕の隣にいる、こののほほんとしている小麦大好きボーイに嫉妬していることを。その他にも、Aが意外とモテていて内心焦っていることも。
Aは知らないであろう。自分が彼氏、ハンジソンにどれほど好かれているか。否、愛されているのかを。あいつは変な奴だからクラス・学校で浮いているのではなく(その節もなくはないけれど)、単純に美人過ぎて人が近寄らないだけ。
SM「さっさと『ピーーーーーーーー』すればいいのに」
HJ「ギャーー！！やめてよスンミナ！！」
CB「はぁ…」
HJ「うぅ、想像しちゃったじゃん！！」
CB「初心かよ。この天然人たらしめ」
HJ「それはヒョンでしょ！？俺のAなのに…！」
CB「人聞きの悪い！Aが俺のことを好きになのは俺のせいじゃない！！それにいつからあいつはお前のになったんだよっ」
HJ「ふんっ」
SM「ふたりのじゃなくてハニのだけどね」
CB「ヤァ、キムスンミン！！それを言うなよ！！」
HJ「俺のだってば！！！」
僕は、知っている。
この、のほほんとした小麦ボーイがAを本当に鳥籠にいるお姫様のように、大事に大事にしてきて、今も大切にうちにしまっておきたがっていることを…
でも、彼が誰よりもAを心配して、
親友であるAとジソンの恋を応援していることを。
追記：
ぼくちんは知っている。
Aがこいつを小麦ボーイにしたことを……☆
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作者名：>< | 作成日時：2023年12月14日 23時
