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「……でも正直言って、ハン君のこと大好きで、離したくないし離す気もないし、何なら多分話せる自信ない…たまに、ハン君の視界を奪ってやろうかとひそかに考えたり、頑張って意識を引こうと押してダメなら引いてもみろとか、秘かに実行しようとして無理で諦めたり、いろいろしてました。」
いうつもりでなかった言葉もつらつらと感情に任せて言葉にする。
本当の自分を、彼に知ってもらう。
「私は、泣き虫だし、心配性だし、愛が重い女です。可愛いことだってできないし、勉強もできないし、これといった特技もないけど、好きです…!!」
「こんな、、こんな女でもよければ、、捨てないでくださいぃぃ!!」
また、大事なところで涙が出てくる。
ぐちゃぐちゃの顔で、恥ずかしい。見ないでほしい。
「へ、」
そんなことを考えていると、急に腕を引かれる。
バランスがとれなくてそのまま前に倒れる。腕が、背中にまわってくる。
「ぅぇ…うぇ!!??」
HN「、、…も」
HN「ぉれ、も、…Aがすき……」
「ぜったい、はなさないで……」
抱きしめる力が強くなる。
精一杯で返す。
HN「ふふ、なんで泣いてるの」
「は、ふ、だって、名前…」
HN「……Aが好きだよ。」
「は、はんく」
おたがいのおでこが、こつんと合わさる。
真っ正面で見る君は、やっぱりかっこよくて、、
絶対に離せないって、改めて感じた。
HN「ジソンって、呼んで」
「、、」
「…ジソン君」
HN「なーに」
「へへ、」
HN「………」
ちぅ。
ん?何…?
おれがAが好きかって…
さっきから言ってるじゃん。
ぜったい、もう、ためらわないよ。
君がいつもくれるから。
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作者名:>< | 作成日時:2023年12月14日 23時